JD後期授業潜入レポート!

後期の授業がスタートして一週間が経ちました。
新しい課題が続々とスタートしていますが、今回は、あさくらやよい先生の「鍛金」の授業に潜入です。


初日はあさくら先生の作品を交え、鍛金技法の可能性をレクチャーして頂いています。
スイーツをモチーフにした作品群がとても新鮮です。銅の着色表現が本物のチョコレートの様。あさくら先生の制作された、スイーツを模した文鎮の「味覚」に訴えるギフトボックスは圧巻です。本当に口の中に入れてしまいそう。
鍛金1 鍛金2






ちなみに鍛金技法とは、主に銅や銀の薄い板材を鉄製の当金(あてがね)や金槌を使って、器物を成形する技法です。
金属の展延性(ひろがったりのびたりする性質)を利用した伝統的な技法で、ジュエリーのような小さな世界の造形物や、公共施設などに設置されているアートピースのような巨大なオブジェの制作まで幅広く使われている技法です。


さて、授業に戻りましょう。
まずはアイデアスケッチからスタート。
鍛金の技法をふまえ、どんな造形物が出来るのか、先生と相談しながらデザインを考えます。
始めは鍛金の手順に慣れる為に器に相当する立体を制作しますが、最終的にブローチになっていきます。
鍛金3








これは鍛金に使用する銅板を皿木台(さらもくだい)の上で叩いて緩いカーブのお椀状にしたもの。ここから本格的な鍛金作業開始です。
どんな作品に仕上がるのか楽しみです。
鍛金4







JD齋藤

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