1年生は後期から佐々木悟郎先生の授業が始まります。佐々木悟郎先生は日本を代表する水彩画のイラストレーターです。大いに刺激を受ける事と思います。まずは水彩画の基礎的な使い方についての指導です。
絵の具と水のバランスや混色についてなど、きめの細かい指導をされています。魅力的なイラストレーションを描くために基礎をしっかり身につけていってください。
イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ
名古屋造形大学 情報表現領域 デザイン&イラストレーション[足立スタジオ]
今日から後期授業が開始されました。ひさびさに仲間がそろい、笑顔が絶えません。1年生はレタリングの授業です。パソコン全盛の時代だからこそ、手で描く作業を大切にしています。
参考書体をいっしょうけんめい観察します。今回の課題では、セリフ体とサンセリフ体からアルファベットを選んで模写をします。一見同じような太さでも実は微妙に太さを変えて同じ幅に見えるように工夫されています。平行のように見えて平行でなかったり。細部までデザインすることでバランスの良い書体に仕上げられています。
デザインにおいて文字はとても大切な要素です。じっくりと時間をかけて観察してください。
イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ
1年生は写真の授業でスタジオを使用しました。写真家の川嶋先生の指導です。スタジオについての基礎知識とライティングのデモンストレーションが行われていました。学生をモデルにして、どんなイメージで撮影したいかディスカッションをしています。
デザイン分野において写真についての知識はしっかり学んでおく必要があります。イメージ通りに撮影するにはどうしたらよいのか。またイメージしたものが撮影可能か。など最低限の知識を持った上でデザイナーやイラストレーターとしてオリエンテーションが出来なければいけません。
川嶋先生の指導に熱心に耳を傾けています。この授業で一眼レフを使った表現方法を習得していってください。
イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ
1年生最初の課題の鉛筆描写を提出してもらいました。スポンジボールとボール箱、そして自分の名前(ローマ字)を自由に構成して描く課題です。特に印象に残った作品をご紹介します。
荒木さんの鉛筆描写です。ボール箱のふた部分とアルファベットの関係に工夫が感じられます。逆光にすることで「M」の光が地面に落ちて面白い画面構成となりました。
鈴木君の鉛筆描写です。他の学生とは違った世界観です。アルファベットを平面構成的な表現で描き、画面に力強さが出ています。
山崎さんの鉛筆描写です。アルファベットがリズミカルに配置されていて、適度な余白が画面に広がりを感じさせます。
他の学生の作品もそれぞれ工夫がありました。ラフスケッチでは苦しんでいましたが、産みの苦しみを乗り越えてこそのクリエイティブです。アイデアが出てくるまで考える。その繰り返しで成長していきます。まだ始まったばかりです。頑張ってください。
イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ