卒業制作展 初日

いよいよ卒業制作展が始まりました。少しずつですが学生の制作した作品を紹介していきます。

まず最初に太田さんの作品を紹介いたします。名古屋造形大学では各コースの優秀な作品に桃美会賞が贈られます。太田さんの作品がイラストレーションデザインコースの優秀作品に選ばれました。

太田さんは4年間、授業が始まる前から遅くまでアトリエに残って絵を描き続けてきました。キャラクターコンテストでも2度グランプリを受賞しています。

絵本に登場するキャラクターを使ってたくさんのアイテムを制作しています。

キーワードになるトランプを全体にちりばめてレイアウトに工夫をしています。

この仕事量に圧倒されます。まさに1年間の集大成です。桃美会賞受賞おめでとうございます。

次は鈴木さんの作品です。

鈴木さんは影絵をテーマに制作しました。来場者の方に「喜・怒・哀・楽」のひとつを選んでもらい、それを表現していただきます。

展覧会初日の午前中にも関わらず行列ができるほどの人気ブースとなりました。影絵を撮影して、写真を体験していただいた方にプレゼントします。そしてツイッターにもその写真をアップしていきます。

見ている方もいっしょに楽しめるブースです。みなさんぜひ体験してみてください。

今日の最後は高井さんの作品です。「ひとつ目寺の小坊主ろうそく」を制作しました。

特に人物画では体の動きを的確に観察して描いているので、表現力に安定感があります。

和尚さんの後ろ姿も愛嬌があって心くすぐられます。

高井さんはデザインの能力もイラストレーションの能力も高く、いろんなタッチで描ける器用な学生です。

少ない線でみごとに小坊主と和尚さんの性格まで描けている作品です。

写真ではとても伝えられない魅力的な作品ばかりです。ご都合よろしければ愛知県美術館にお出かけいただき直接観ていただけましたら幸いです。

イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ