7月20日(土)晴れ

今日も朝から晴れている。
湿度は昨日と同様さほど高くないし、気温も平年並みになりそうだ。

今日は名古屋造形大学の職員、渡辺泰幸氏のワークショップと展覧会を観に美濃加茂市に行った。
渡辺氏は美濃加茂市の生まれ、名古屋造形芸術短期大学専攻科を修了。現在は名古屋造形大学の技術職員として従事しつつ、越後妻有アートトリエンナーレなど、多くの展覧会に出品してきた実績を持つ。

ワークショップの会場は太田宿中山道会館。

このワークショップは、2010年から続いているアート、建築、工芸、音楽、食文化の祭典「きそがわ日和」の一環として行われている。
http://kisogawa-biyori.com/top.html

一月ほど前に参加者が作った風鈴が焼成され、今日はそれに紐、舌、それに短冊を付けて、渡辺氏の風鈴と共に回廊の天上部分に取り付けられる。また、風鈴は太田宿界隈にも飾り付けられる予定だ。

ここで焼成された自作を受け取り、紐や舌を付ける。

渡辺氏が紐の付け方等について説明をする。

それぞれ少し手が加えられ、個性が出ている。

軽トラの荷台が飾り付けに最適。

子供さんも楽しんでいる。

おじさんたちも世間話をしながら制作。

渡辺氏自身も飾り付け作業。ミュージアムとこちらの展示、さぞかしハードだっただろう。

風が吹くと一斉に軽やかな音が鳴る。

太田宿界隈には美しい家並みも保存されている。立派な建物だ!

一方、美濃加茂市民ミュージアムでも展示が行われている。こちらのワークショップで作られた作品はミュージアムの森に渡辺氏の作品とともに展示されていて、周りの環境と一体となったレイアウトがなされていた。



四阿から観るのも風流。

森の中に揺れる風鈴、短冊の部分に陽光が反射し、キラキラと光る。また、雲が出て翳ってくると様相が瞬間的に変化する。光と風、そして杉の香りが一体となった作品だった。

この屋台は8月4日と25日にミュージアムと太田宿を行き来する。森と川をつなぐパフォーマンスとして渡辺氏により行われる予定だ。

美術工芸展示室では渡辺泰幸展が開催されており、会場に置かれている桴(ばち)で大小のボール場のセラミック作品を叩くと様々な音色を楽しむことができる。
焼き物特有の自然な色合いの作品を観て楽しみ、その質感を楽しみ、そして音色も楽しむことができる。そして、会場全体がひとつの作品となっている。是非、体験を!

会期は9月1日(日)まで。明日(7月21日)は午後1時から作家によるアーティストトークが行われる。
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/25/2013_05.html

今日はゆっくりと過ごすことができた。

ウニと平和な時間を共有、リラックスした。