12月7日(金)晴れ

第一部「眼科編」

朝、眼科へ。
今日は”飛蚊症”の経過を診る簡単な検査だ… と思っていたら大間違い。何と網膜に穴が空いていた。
穴は中心ではなく横の方に空いていて視野には全く影響が無いが、放っておくと剥離につながる可能性があるとのことで、急遽レーザー治療を受けることになった。

一旦、大学に行き、事務部長と打ち合わせを終え学食に。
おーっ、これは日替わりでキマリだな!

キスフライ、チキンフライに崩し豆腐のキノコあんかけ、しかも、ゴハンは菜飯。すごい豪華‼

急ぎで食べて、また眼科へ。
レーザー治療というやつを受けた。
これが、ある意味強烈な体験だった。

眼の中に常に強い光が照射され、患部にレーザー光が当てられる。
痛みはほとんど無いがコワイ! 何がコワイかというと光が怖いのだ。とにかく強烈な光が強烈な恐怖を呼ぶということがよく分かった。頭を動かしていないつもりでも、気が付いてみれば、光と反対の方向に少しずつ顔が向いている。
強い光が拷問に使われる理由を身をもって知った。

そんな中、ときどき鮮やかな何色もの光が混じって見えたり、残光が美しい一瞬がある。ジェームズ・タレル(James Turrell、1943-:米国の現代アーティスト)の作品の中にも強い光を浴びさせるものがあるが、それを強烈に増幅したような感じだ。

レーザーを連続で当てて穴の周りをドーナツ状に固定するのかな、と思っていたら、単発ショットの連続で、どうもリベットを打つような感じで固定しているようだ。
一発撃たれる度に鈍い痛みが走り、黄緑色の閃光が走る。きっと眼球内を乱反射した光が網膜の視細胞に届いているのだろう、毛細血管の映像が一瞬見える。これを例えれば星雲のよう。

治療は5分ほどで終わり、暗室を出たら、今度は右目の像だけが、強いピンク色を帯びている。つまり視野がレーザー光の補色に覆われているのだ。これはエリアソンの作品体験に似ている(Olafur Eliasson, 1967-:デンマーク生まれの現代アーティスト)。片目だけだが。…ちょうどこんな感じだ。

このピンク映像は2、3分で(残念ながら)消えた。その後は、散瞳薬(瞳孔を開く薬)の影響で、片目だけがハレーション映像となる。これは4、5時間続く。
ちょうどこんな感じ。

というところでレーザー治療レポートおわり。

再び大学に戻り、事務的作業と打ち合わせ。
終了後、名古屋でギャラリーに寄って同朋学園名古屋キャンパスへ。

第二部「めいおんジャズコンサート編」

今日は名古屋音楽大学めいおんホールで”めいおんジャズコンサート”がある。時計を見るとちょうどよい時間だ。…と思ってバスに乗って気が付いた。1時間早いのだ。この頃は暗くなるのが早いので勘違いしてしまった。仕方が無いから同朋学園の Café Do に。

あれっ、パンが半額だ! ということで早めの軽い夕食。カフェ・オ・レも美味しい。

そして”めいおんジャズコンサート”。最初はコンボが中心、第二部はコーラス、そして、ビッグバンド。後になるに従ってスウィング感が増しグルービーになってくる。最後は大いに盛り上がり大団円。
一年生や二年生のソロも上手い! また、バックの先輩方がしっかり支えていて、その様子も感動的だった。何度かうるッと来てしまった。この若い才能が大輪の花に育つのが楽しみだ。

あらためて音楽することの素晴らしさと、このような感動的なパフォーマンスのできる人材が育っている”めいおん”ってイイな〜と思った。音楽出来るって素晴らしい。人の心から心へ伝わる表現が出来るということは本当に素晴らしいことだ。

余韻に浸りながら帰宅。

今夜は気持ちよく眠れそう zzz…