なんと、一日中家から一歩も出なかった。
午前中は、録り溜めていた「ブラタモリとタモリ倶楽部」を観て過ごした。両方とも好きな番組でほとんど録画しているのだが、なかなか観る時間が無い。
タモリ倶楽部はスタート当初から(途中、日本にいなかった時を除いて)ずっと観ている。このマンネリ感が最高!見るからに金がかかっていない番組作りが最高にいい。
思い出してみると、テレビ朝日のスタッフの部屋で出前を取るという企画があったが、ほとんどお金も手間も掛けていない番組だった。こんな番組って他に思い当たらない。ただ「どの店の出前が早いか」だけなのだが、それでちゃんと面白い番組が出来てしまうのだからスゴイ!
ブラタモリも当初東京だけだったころから楽しみにして観ている。
午前中は録画を観て過ごし、午後からは家のオーディオで音楽鑑賞。朝比奈隆指揮大阪フィルのブルックナー交響曲第5番のハイレゾ音源がディスカウントになっているのでダウンロードして聴いた。
朝比奈さんのブルックナーはよく聴いた。第5番も何度か聴いたことがあるが、特に最後に聴いた所沢市民文化センターミューズのアークホールでの演奏(オーケストラは東京フィル)は印象的だった。
ところが、今回の音源にはあまり心が動かなかった。最後の盛り上げはさすがと思うが、当時の大フィルってこんなだったのか、と思うほど緊張感が無く残念な演奏だった。
ふと、かつて東京文化会館で聴いた朝比奈・大フィルの同曲で、あまりの緊張感の無さに途中で苦痛になったことがあったのを思い出した。これで朝比奈さんのブルックナーを否定するつもりは無いが、ちょっと、過去の自分の感動に自信が無くなってきた。
ブルックナーのあとも色んな音楽を聴き、気が付いたら外は暗くなっていた。
そして、夜はテレビでWBCの日本・オランダ戦を観た。4時間を超える熱戦にぐったり疲れて就寝。
心は大変動いたものの、身体は全く動かなかった一日だった。健康なのか不健康なのか分からない一日だった。