このところ年末とは思えない暖かさ。暖か過ぎてちょっと気持ち悪いくらいだ。
朝、東京都庭園美術館へ。クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会を観た。
期待していただけにガッカリというのが正直なところだ。
何を表現したいのか、ボルタンスキーの作品が旧朝香宮邸とどう関わっているのかが、全く見えない。
神を信じないが亡霊の存在を信じるボルタンスキーはここで何をしたかったのか? 朝香宮邸の各部屋に表示されている解説を見ながら歴史的な建築物を観賞して帰って来るしかなかった。
見学者の一婦人が係員に「こんな展示、このお屋敷を冒涜している」と喰ってかかっていた。私は冒涜とは全く思わないが、それほど何を見せたいのか(伝えたいのか)わからない展覧会だったということだろう。
以前のボルタンスキーから受けた衝撃が色褪せて行くようで悲しい。
庭園美術館を後にして、国立新美術館に向かった。
ところがまたまたガックリ。
DOMANI展を観ようと思って乃木坂の駅を出たら、何と「本日休館」の表示が…
12月20日から1月10日まで休館らしい。
何とまあ、今日はついてない。
ドッと疲れが出たので、今日のところはこの辺にして帰途についた。
まあ、得るものの多い三日間だった、色んな意味で。