この秋はじめて学長室に暖房を入れた。
ちょっと前まで冷房を入れていたのに、急に秋めいてきた。
朝から大学で仕事。
来週行われる、認証評価制度に基づく実地調査の冒頭部で大学の紹介を行う。
この制度は2004年度からスタートし、7年以内ごとに文部科学大臣が認証する評価機関の評価を受けることが法律で義務付けられている。
そのためのプロジェクション用のコンテンツを作っている。
大学の沿革、見学の精神、大学の特長を短くまとめてプレゼンテーションする。
チェックを受けることは誰しも愉快なことだとは思わないが、しかし、大学が改革・改善を続けて行くためには、実は大きな力となる。
各大学が画一化される方向ではなく、一層特色を発揮する方向での改善が行われるのであれば、十分意味のあることだと言える。
資料をスキャンしたり、学園の歴史を確認したり、作業はけっこう時間を要した。
気が付けば、外は暗くなりかけていた。
いつもの場所から西の空を見ると、
まさに日没寸前。
燃え立つような”Sonnenuntergang”
この「ゾンネンウンターガンク」はドイツ語で日没を意味する言葉で、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲(Eine Alpensinfonie)」にも日没(Sonnenuntergang)の描写がある。
この音楽では「日の出(Sonnenaufgang:ゾンネンアウフガンク)」の太陽の動機が「日没(Sonnenuntergang)」で展開されて出てくるなど、あちこちに工夫がある。
夕暮れ時の飛行機をみているとどこかに行きたくなる。
「知らない街を歩いてみたい。どこか遠くへ行きたい〜♪」
仲良く二羽で飛ぶ鳥。
鷺(サギ)かな?
首があんまり長くないから鴨(カモ)かな?
夕方、よく二羽で飛ぶ姿を見る。
さて学長室に戻って仕事再開。
そうそう、眼鏡が出来上がってきた。
会議などで遠近両用眼鏡が必要なのだが、今持っているのがどうも合わなくなってしまった。
そこで、新しい眼鏡にしたのだが、普段掛けている眼鏡と同じような形にした。
けっこう気に入っている。
ちなみにこの角度から撮るのは”自撮り”している不自然さが出にくいからで、別に”えらそー”にしているわけではない…
午後8時、一旦区切りを付けて帰宅。
「アルプス交響曲」のメロディーが頭の中を回っている…