2月7日(日)晴れ

午前中、昨日に続き都内で写真撮影。昨日は少し曇っていたが、今日は理想的な好天。昨年暮れから何カ所か撮影してきたが、天気には本当に恵まれた。

午後はゆっくり歩いてNHKホールへ向かった。
国立代々木競技場、久し振りに見る。
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NHKホールの玄関には行列。
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並んで入るのはいやなので、ちょっと座って様子を見ていよう。
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三十数年振りのNHKホールでN響定期。
マティアス・ゲルネのバリトン、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のN響でマーラーの亡き子をしのぶ歌、そして、ブルックナーの交響曲第5番。
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NHKホール、昔聴いていた時の音響を思い出した。ホールが広すぎて(横幅がありすぎ!)音が来ないし、音の解像度が悪い。ある意味懐かしい響きだな〜
きっとこのホールの場合は、舞台に比較的近いところで直接音がもっと聞こえて、音のエネルギーが減衰しない場所の方がいいのだろう。

ところで、コンサートでは、周囲の方々の騒音や匂いに悩まされることが少なくないが、今回は鼻息。隣の方の鼻息が荒いのだ。これは”たとえ”ではなく、本当にフイゴのようにシューシューという音が絶えないのだ。ワザと出している音ならお願いして止めてもらうことも出来るが「息を止めてください!」とも言えないので、我慢するしかなかった。

このホールのこの席(3階)では音が来ないし、ブルックナーは全休止とか、音が無いところも大事な音楽なので、この「フイゴ音」は結構つらかった。

ヤルヴィのブルックナーは、明るくきらびやか、スッキリと整理されてキビキビした演奏。あのブルックナーが何の悩みも無く楽観的に生きた人のように思われるのが不思議だ。

このブルックナーも決して悪く無いが、ドイツ・カンマーフィルとのブラームスの交響曲第1番のインパクトが忘れられない。

ただ、ヤルヴィは、今最も乗っている指揮者だと思うし、これからも出来るだけ聴いてみたい。

コンサートを終えて、急ぎでホテルに戻り、重たい機材を担いで帰宅の途に就いた。

本当に充実した週末だった。