朝、眠い目をこすりつつ、ホテルを出て撮影場所へ。
今回撮影したい風景は朝が一番良い。光の角度が朝でないといけないのだ。
空は薄曇りで万全ではないが、取りあえず作品になる写真は撮れた。
その後も撮影をし、一旦撮影機材をホテルに置いてから再び出かけた。
ホテルを予約したときには気が付かなかったが、このあたりは割と良く知っている場所だ。何度も展覧会をやった画廊が近くにあった。
田村画廊、真木画廊、駒井画廊、ときわ画廊、ギャラリー・パレルゴン。
すべて無くなってしまった。
歩いてみたが、風景が大きく変わっていて、ギャラリーがあった場所が分からない。
見覚えのある風景と見慣れない風景が混在している。
たしか真木画廊はこの奥にあった。
オーナーの山岸信郎さんには本当にお世話になった。
ところで、このあたりには古い建物も残っている。
この丸石ビルディングは昭和6年(1931年)竣工だとか。国登録有形文化財らしい。
・・・それにしても電柱と電線が邪魔!
浪人・大学時代の友人が二人、展覧会をしている。
二人とも40年来の友人。
void+ での宮嶋葉一展を観てから ギャラリーコンセプト21 での野澤好夫展を観た。
画風は全く異なる二人だが、どことなく昔描いていた絵の雰囲気が残っているように思えるのが不思議だ。
その後は、お酒を飲みながら夜の更けるのも忘れて話をした。
野澤はマルセイユに行って29年。向こうに骨を埋めるそうだ。日本の生活から自然にマルセイユの生活に移行したので何の違和感も無いとのこと。そりゃそうだよね!?
話は尽きないのだが、明日も撮影があるので日をまたがないうちにホテルに戻った。
旧友と会えて本当に楽しい時間を過ごした。