5月9日(土)曇り ときどき 小雨

午前中に家を出て名古屋大学へ。

今日は「愛知学長懇話会」が名古屋大学の減災館で開催された。
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まず、この減災館の見学が行われた。
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これは減災館の模型。

ここは地震や防災の研究者が集結し、建築耐震技術の開発の実験の場となっている。
建物自体ももちろん最先端の免震技術によって建てられており、外部からその構造を見ることができるようになっている。
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なんと、大地震の際にはこの建物が最大90cmまで移動するらしい。
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ちょっと想像できない…

内部には様々な展示や揺れを体感できるような装置がある。
これは大地震の際に液状化する可能性がある地域を示している。
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減災館は、いざ大地震が起こった場合には災害対策の最前線になるそうで、約100人が1週間以上活動できるように設備も工夫されているとか。

非常用発電機や太陽光発電装置のほか、電源車を接続できる端子もあり、非常時に電源が確保される仕組みになっている。

飲用水も100人×10日分確保され、食料も備蓄されており、その一部は見える状態で棚に展示されている。

日本の大都市圏はほとんど海に近い平野にあり、埋め立てられた地域も多くあるので、全国的にこのような対策がなされ、拠点を作る必要があると実感した。

各大学の学長たちがご自分の大学がどの範囲にあるのかを真剣にご覧になっていた。
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このあと会議があり、あまりゆっくりと見学することは出来なかったので、あらためて訪れたいと思っている。

名古屋大学 減災連携研究センター|災害対策室
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 減災館
tel.052-789-3468
開館時間 13:00~16:00(入館は15:30まで)
休館日(原則、日曜、月曜、第2・第4火曜、ただし、学校行事の関係で変更あり)
減災連携研究センターの教員によるギャラリートークを毎日13:30~14:00に行う予定
http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp