気温は平年並み。
真冬はたしかにこんな程度ではないが、それでもかなり寒く感じる。
名古屋造形大学D1ギャラリーではマンガコース2,3,4年生+院生+講師によるイラスト展が開かれている。
中には洋画出身の院生も出品していて、一口にイラストと言っても色々な画風があり、大変面白い。
名古屋造形大学の洋画ご出身で現在はマンガコースの講師をされている三輪先生が取りまとめてくださった。
様々なスタイルのイラストを楽しめる展覧会となっている。
会期は20日(金)まで。
図書館では教員の推薦図書の展示が行われている。
以前のブログでも書いたように、私が挙げたのは3点。
「樹影譚」は丸谷才一の短編。
樹影に心惹かれる主人公の心情は私にも全く同じ体験がある。
劇中劇のような構造も面白く、謎解きの要素もある秀作だ。
「ショスタコーヴィチの証言」は出版当時世界的に波紋を呼んだ。
旧ソヴィエト体制下で為政者によって「反体制」と烙印を押されることは命が無くなることと同義であった。
ショスタコーヴィチはそんな中で反体制芸術家とプロパガンダ芸術家の二重の顔を持つ、当時の西側世界から見れば謎の多い作曲家として映っていた。彼の死後しばらくしてこの本が出た時、ショスタコーヴィチの素顔が見えた、と西側では捉えられた。
しかし、その後、偽書の疑いが浮上し、またまた大きな論議を呼んだという問題作だ。
「夜と霧」は強制収容所から生還した心理学者V・フランクルの著作。
原題は「それでも、人生にイエスと言う:ある心理学者の強制収容所での体験」であり、強制収容所での悲惨な体験を描いたものだ。
死が四六時中周囲に充満した中で先の見えない毎日を送ることは人間を心身共にボロボロにしてゆく。しかし、その中で生き残って行くのは決して身体的に強靱な者ではなく、自ら生きる意味を見いだし人生を肯定的に捉えることのできる者だ、と著者は言う。
読むのに厳しい内容も多いが、間違いなく我々に生きる力を与えてくれる書だ。
どうも OS を Yosemite に替えたことでこのような問題が起こっているようだ。
同僚の西倉先生も同じ症状に直面し、使っていないアカウントを停止にして解決したと聞き、同じようにやってみたがダメ。
仕方なくメーラーを Thunderbird に替えた。Thunderbird は問題なく動いている。頭の中で高らかに”サンダーバードのテーマ”が鳴り響いている。…が、使い慣れた Mail が使えないのはやっぱり痛い。
名古屋へ。
青色LEDのせいか、最近やたらと青や白のイルミネーションが多い。
やはり、冬は白熱灯の暖かい色がいい。
夜遅く、またまた乗り合いタクシーのミゴンで帰宅。