11月10日(月)晴れ

朝から打合せ、お昼休みには会議。

学長室で執務を終えて外を見ると日が傾いていた。
随分と日が短くなってきたものだ。
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少し経って外を見ると既に夕闇が迫っていた。
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夕方からは教授会。
教授会終了後、執行部会議が終わったのは午後11時近くになっていた。

長い会議が続いたが有意義な議論が行われたと思う。

帰宅するとウニが絨毯の上でマッタリしていた。
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さて、このところ、モーツァルトのディヴェルティメント(Divertimento)変ロ長調KV287のメロディ(特に第Ⅰ楽章)がいつの間にか頭の中に流れていることが多い。第15番とされているディヴェルティメントだ。

ディヴェルティメントは嬉遊曲(きゆうきょく)と日本語に訳されている。「嬉しく遊ぶ曲」というのはどことなく脳天気な印象だが、決してそんなことはない。美しく懐かしいフレーズがあちこちにちりばめられた洗練された音楽だ。

色々な祝宴などのBGMとして演奏された音楽のようだが、同じ”機会音楽”のセレナーデに比べると小編成で大人しい感じがする。モーツァルトのディヴェルティメントというとKV334ニ長調(第17番)が有名で、第三楽章のメヌエットは単独でも演奏されることが多いのだが、さほど有名ではないこの変ロ長調KV287も負けず劣らず美しい音楽だ。

各楽器一人ずつで演奏する場合と弦楽合奏で演奏する場合があるが、それぞれ異なった趣があり魅力的だ。ちなみに上記の2曲はあのカラヤンも複数回レコーディングしている。かなり気に入っていたのだろう。

私はこのカラヤン盤のそれぞれの録音のCDを持っているが、実はあまり聴かない。非常に洗練された美しい音楽だが(私がこれらの音楽にもっとも魅力を感じる)素朴な”懐かしさ”のような響きがお化粧に塗り込められてしまっているように思われるのだ。

何年かに一度訪れるモーツァルトのディヴェルティメント・セレナーデの”マイブーム”がまた始まりそうな気がする。