8月4日(月)曇り

So gehn die Gauchos, die Gauchos die gehn so ….
So gehn die Deutschen, die Deutschen die gehn so
ガウチョはこのように歩く(背を丸めて)、
ドイツ人はこのように歩く(背を伸ばして)。
※ ガウチョとは南米のスペイン人と原住民の混血の人たちのことで主として牧畜に従事していた人たちだ。

これはサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会で優勝したドイツチームの6名の選手が優勝祝賀会で見せたパフォーマンスで、ドイツ国内をはじめ、世界中で批判に晒されている。つまり、背を丸めて歩く格好が類人猿を思い起こさせ人種差別的だというのだ。

本日の中日新聞朝刊でも浜矩子氏が採り上げていて、背を伸ばして歩く姿を、アーリア人はこう歩くと受け取られても仕方がない雰囲気だった、と述べている。

しかし、よくよく調べてみると、実はドイツのサッカーの試合ではよく見られる光景で、バイエルンが負けたら、勝ったチームの連中は「So gehn die Bayern(バイエルンの連中はこう歩く)」とガックリ来たように背を丸めて歩き、俺たちはこう歩くと、背を伸ばし胸を張って歩くのだ。

いささか子供っぽいパフォーマンスで他意はないのだろうが、このような国際的なゲームの場では誤解を招きかねず、慎重であるべきだったのかもしれない。ただ、こういうことがすぐに「ナチ」とか「ネオナチ」と結びつけられるのがドイツの悲しさと言えるだろう。その意味ではドイツも戦後を重く引きずっている国ではある。

しかしながら、ドイツのサッカーファンがこの歌を歌いながら歩く姿をネットで見ていると、決して相手方を単に嘲笑しているのだけではなく、一抹の同情の念を感じる。それはそうだ、明日は我が身だから…

スポーツには常に勝者があれば敗者があり、ファンの心情も天国と地獄の開きがある。贔屓のチームが勝つとついつい相手方に対して「ざまあみろ!」と言いたくなる心情も分からないではないが「明日は我が身」と考えると、そこを察してあげるのが本来のスポーツファンのあり方なのかもしれない。

などと考えさせられる一件だった。

ちなみに、我が贔屓の阪神タイガースの選手が勝ったときに「必死のパッチでした!」とお立ち台で発言するのを聞くと、この「なりふり構わず頑張った」というニュアンスの裏に、相手の強さに対する「畏れ」や「敬意」を感じる。

相手に対する畏敬の念と謙虚さがあれば、勝っても負けてももっと清々しい気分になれるのではないだろうか。ちょっと贔屓目が過ぎるかもしれないが…

さて、今日も朝から大学で仕事をこなし、お昼は洋食ランチ。
チキンのフリッターが美味しかった。
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夕方からは名古屋へ移動。
少し天候が気になる。
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名古屋に着くと少し日が差してきた。
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この時期「納涼会」が続く。
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大いに盛り上がって帰宅。
若干日付変更ラインを超えての帰宅となった。