朝9時に出勤。週末に溜まっていた書類を処理。
米国アイダホ州のボイシー州立大学から来られた先生お2人と11人の学生さんをお迎えし挨拶を交わす。
今日は名古屋造形大学のD1ギャラリーで学生作品展、そしてD2,D3ギャラリーでジル・フィッテラー先生の版画展の初日。会期は両展覧会共に 6月12日(火)ー21日(木) となっている。また、6月13日(水)の 14:30 – 15:50 にはフィッテラー先生のスーパーレクチャー「存在と不在」が行われる。
午後からは「謝徳会」が行われた。謝徳会は1年生を対象に毎年この時期に執り行われている。まずは勤行が行われ。その後、本学特任教授の三頭谷鷹史先生の講演が行われた。
復興をテーマに、第二次大戦で壊滅状態になった名古屋から新しい美術が誕生し、現在に繋がっているという流れをお話しされたが、その中で、かつての「在野精神」を「野武士」の精神と捉え直し、その流れが名古屋造形大学にも受け継がれているというところは、学生たちにも強いメッセージとして伝わったことと思う。
この謝徳会には名古屋造形大学の名誉教授の先生方もお招きしているが、久しぶりにお会いする先生方とお話ししていると本当に心が和む。こういう機会にお顔を拝見することができて非常に嬉しい。
謝徳会の後はゼミの授業、今日は通常の時間とは異なるので参加学生は少なかった。そんな中でもM君は着々と作品制作を進めている。感心感心!
D1ギャラリーでは搬入作業に勤しむボイシー州立大学の学生の姿が…
授業後、少し仕事をしてから、名古屋のガレリアフィナルテで今日からオープンする「吉岡俊直 | 道しるべ」を観に行く。
3DCGを駆使した吉岡さんの映像作品は不思議な世界を醸し出している。煙、雲、氷、水などがメインのモティーフとしてあり、自宅の室内風景とかマンションの屋上から撮影した空などが背景になっている。非常に身近な空間に、イメージとしてもまたスケールとしてもかけ離れたものが存在する”怖さ”をどこかで感じている自分に気付いた。
「吉岡俊直 | 道しるべ」はガレリアフィナルテで 2012年6月11日(月)〜23日(土)
12:00 – 19:00 ※最終日は18:00まで、定休日:日曜日
名古屋市中区大須4-6-24 成田ビル上前津B1F
吉岡さんの展覧会場を後に、ボイシー州立大学の先生方の歓迎会会場へ。
ジョン先生はもう10回以上日本に来られているが、ジル先生は初めて。
日本食はすべて美味しいとおっしゃっていたジル先生は、なんとボイシーでしょっちゅう日本酒は召し上がっているらしい。そういうと、ボイシーのスーパーには日本酒の純米酒から大吟醸まで10種類以上並んでいて驚いたことを思い出した。
ただ、さすがにタタミイワシは珍しかったようだ。
楽しい時間はすぐに過ぎるものだ。
今日の収穫の一つは、H先生は英語で話すと非常に論理的だということが分かったこと。
私は「なんちゃって英語」で通したが、W先生やH先生は流石に英国や米国にいらっしゃっただけにスムーズな会話が成り立っている。
Good night!