10月5日(土)曇り のち 晴れ

ガガガガッ、ガガガガッという地響きのような恐ろしい音で目が覚めた。時計を見ると午前3時ちょっと前だ。
A学長の頭の位置は私の頭の位置からみると、正方形の部屋の一辺の端と端に位置する。「これだけの距離ではダメなんだ」と思い知ったが後の祭りだ。

時々、ググッという苦しそうな呼吸音を聞いていると、こちらの息が詰まりそうになってくる。

これが約1時間あまり続いた。

その後、静かになり、フッと意識が遠のいたが、ふたたび対角線方向からゴゴッ、ゴゴッという地響きが。…T学長だ。

この音には聞き覚えがある。今年の夏に一度痛い眼に遭っている。
その時は、自覚されているA学長が離れた部屋で就寝されたので、安心して眠りに就いたのだが、伏兵が近くに居たのだ。

外が明るくなり始め、静かになったのか音に慣れたのか、うとうとし始めたころ、A学長の目覚ましが鳴り始めた。二度目に鳴ったときにA学長は起床。そのまま朝のお勤めのため宿を出られた。

完全に寝不足だ。

午前7時から朝食。そして、午前8時半から研修。
レクチャーとその後の自由討議は非常に意義深いものだった。このような機会を時々設けるべきだ。
ただ、相部屋は避けたい。

午前11時に2日間の研修はすべて終了。
車で帰宅した。

午後2時頃、ふいに睡魔がやってきて堪らず横になった。
寝ているわけでもなく起きているわけでもない、現実と夢が交錯したような不思議な2時間が過ぎ、起きたら少しスッキリしていた。

しばしウニと戯れて、平和な午後を過ごした。