10月4日(金)晴れ

朝9時に出校、10時からは会議。
夕方、岐阜羽島に移動。
今日と明日は学園の部・課長級の研修がある。
実はほかに二つの出張が重なっていたのだが、この研修の重要性を考え、こちらに出席することにした。

・・・とは言うものの、部・課長の皆さん方の研修が終わった頃に行って、温泉を浴びて懇親会に出席するというもので、ちょっと気が引けるが。
ただ、そういう場での自由な意見交換が重要であるし、また、明日は午前中みっちりとレクチャーを受けての自由討論が控えている。

会場のかんぼの宿岐阜羽島の駐車場に着くとなにやらカラスの群れのような一群が横切った。
むむ、なにか難儀が降りかかってこなければよいが…

宿の部屋割を聞いて微かな不安がよぎった。
同朋大学の某学長と、名古屋音大の某学長、そして同朋幼稚園長と同室なのだ。つまり、4人が同じ部屋で就寝するということだ。

事情をご存じの幹事の方が「追加料金2,000円で個室に移れますが…?」と親切なご提案をしてくれたが、同朋幼稚園長の丹羽先生一人を犠牲にして自分だけ安全圏に逃げ込むなんて出来るわけがない。そんな卑怯な真似はできない。
「十分に飲んで、二人が寝る前に寝てしまえばいい」そう考えたのだ。

懇親会が始まる前に、部屋から外を見ると夕闇に染まった田園風景が広がっている。平和な田園風景は「嵐の前の静けさ」と言うべきか。

懇親会の前に浅野同朋大学学長、高橋名古屋音大学長と大浴場に。三人で風呂に入るのは久し振りだ。裸での付き合いはいいもんだね!?

懇親会では、学園の部長さん、課長さんたちと腹を割って忌憚のない話が出来たし、その後、部屋に戻って大討論。三学長、園長と部・課長さんたちが激論できるって素晴らしいと思う。信頼関係がしっかりとあるからこそ可能だと痛感する。

そして、就寝の時間がやってきた。
私の提案で卍型の真ん中の十時型を取った形に(分かるかな…?)布団を敷いて、お互いの頭が最も遠い位置に来るようにした。

いつの間にか眠りについていた。
「な〜んだ、よけいな心配しちゃった」と薄れていく意識の中で思っていた。