昼はプライベートな用が幾つかあり、夕方から名古屋へ移動した。
午後、6時から名古屋造形大学公開シンポジウムがウィルあいち3階の大会議室で開催された。
名古屋造形大学次期学長で建築家の山本理顕氏がプロデュースするこの企画は「都市は美学だ!」を共通のテーマとして全4回開催されるが、その第1回が「美しい都市は、住みやすい都市である。」をテーマとし、建築史家の陣内秀信氏と憲法学者の木村草太氏を迎えて開催された。
シンポジウムは3時間みっちりと行われたが、非常に刺激的で興味深く、全く倦むところが無かった。
山本理顕氏の「地域社会圏」の考え方、陣内秀信氏の「コムーネ」そして、木村草太氏のおっしゃる「中間団体」のあり方、それぞれが重なる部分もあり、異なる位相も見える。
お話を聴いていると、自分がどのような場所に住んでいるのかということが非常にクリアに見え、また、本当に豊かな地域社会のあり方についてあらためて考えされられた。お三方のやりとりに触発される部分も多く、様々な発想が浮かんできた。
今後のシンポジウムも含めて本にまとめられる予定だが、本当に楽しみだ。
また、今回のシンポジウムはリアルタイムでネット配信された。これは様々な困難を乗り越え、教職員の努力により実現したのだが、会場設営も含め、今回のシンポジウムの成功は大学の教職員の大いなる努力によるところが大きい。本当にお疲れさまでした。
そして、ゲストの陣内先生、木村先生、ありがとうございました。
山本先生、次回からのシンポジウムも楽しみにしています!