今日、小牧市にあるメナード美術館で公開講座を聴いてきました。
名古屋造形大学が地域の方に向けて開いている公開講座で、今年度は今回が最終回でした。
講師は、数学・科学・造形材料学の授業担当の鍜島康裕(かじま やすひろ)先生。
「ネクタイの結び目の種類と正多面体の種類―様々な形の図形的考察」というタイトルでお話されました。
ネクタイの結び方は、ナント85通りもあるそうです。
私には2通りしかわかりませんでした。
先生が、「Oriental」と「Windsor」という二つの結び方を実演してくれました。
その後は、数学的なお話に・・・。
正多面体は、世の中に5種類しかなく、それは、正4面体・正6面体・正8面体・正12面体・正20面体なのだそうです。
本当に世の中に5種類しかないかどうか、オイラーというスイスの数学者の定理を使って説明してくれた後、それが宇宙の惑星と惑星の間の距離を測るのにも使われていたことを説明してくれました。
18世紀に考えられた法則なのに、実際の距離とほぼ同じなのだそうです。
驚きの多い、楽しい講座でした。
「Windsor」という結び方を実演中の鍜島先生