11月3日(土)晴れ

8時半に大学へ。今日は実技推薦入試だ。
好天に恵まれて良かった!

今年は入試監督の役割が無いので、入試本部で待機。
今日の学食は入試特別メニューだ。このカツカレーすごいボリューム。カツも分厚く肉も柔らかい。カツは入試の定番だからね!? それにしても400円はリーズナブル!

キャンパスのあちこちに紅葉が見られるようになってきた。これは百日紅(サルスベリ)。サルスベリが紅葉するとは恥ずかしながら知らなかった。キャンパス内に花の色が違う何種類かの百日紅があるが、紅葉の度合いが異なるのは面白い。これが一番濃い赤だった。

入試が終わってからは幾つかのコースの先生方に集まってもらってミーティング。お疲れのところ申し訳なかったが、有意義なミーティングとなった。

入試も滞りなく終了し、帰宅… と思ったが何故か赤ワインが飲みたくなり、酒屋に寄って帰宅。フォルコルンブロート(穀物がふんだんに入ったドイツパン)とチーズに赤ワインは抜群の相性だ。満足!

それはそうと、昨日、名古屋キャンパスの帰りに観た「吉岡俊直 Video Installation リビング Living」について少し触れよう。
この展覧会は名古屋市中区錦の”アートラボあいち”で開催中だ。
http://www.artlabaichi.net

広い壁面3面に、彼が生まれ育った家の内部の映像が投影されているのだが、床からはセイタカアワダチソウのような雑草が生え、風にたなびいている。実写とCGが合成された映像作品だが、作家がそこで育った時間や生活感が刻まれた空間とCGで作られた植物の違和感が観ている者をただごとではないところに追いやる。
Living Room という団らんの場所を意味する言葉が浮かぶと同時に、彼の言う「Living(生きている)は同時に死の上に立ち、いつ交代するやもしれないバランスの元、同居している…」という危うさを感じさせられる作品だ。
Living Room で家族と団らんを楽しみながら、同時に自然災害で崩壊して行く「住まい」の危うさを感じる作者の視点は、自宅の部屋で家族が間近に見える位置と、遙かに引き、人間が芥子粒のような存在にしか見えない位置を瞬時に行き来し続けているのかもしれない。

「吉岡俊直 Video Installation リビング Living」は11月11日(日)まで。
時間は11:00〜19:00 時(月曜・火曜は休館)