今日は日本海側の天候が周期的に入って来るような、目紛しく天気が変化する一日だった。
朝は大学で執務。
お昼休みに会議がひとつ入った。
午後はコンテンポラリーアートコース4年生の作品チェックだったが、これはホントに心配な状況…
気合い入れて行こうぜ!
その後、名古屋へ移動。
曇天だったが、やっと太陽が出てきたようだ。
ウェスティンナゴヤキャッスルホテルで私大協中部支部秋季総会。
今日は講演会と懇親会に出席した。
懇親会が早めに終わったので帰りにもう一杯飲んで帰宅の途に就いた。
無事乗車。
バスではブラームスの交響曲第4番を聴いた(このあたり、バス車中でホロ酔い気分で書いているので、多少表現がオーバーかも…)。
昔、ブラームスを嫌う友人がいて、結構批判的なことを言われたこともあったが、やはりブラームスは好きだ。大好きだ!
この交響曲第4番については、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団のレコードを中学3年生の時に買ってかなり聴き込んだ。
CD化されている名演はたくさんあり、その中でも滅多に聴けないような人類の至宝と言うべきチェリビダッケとミュンヘン・フィルの東京公演ライブやミュンヘン・ライブなど、素晴らしい演奏は沢山あるが、今日聴いたのはドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団。
かつて、自分でiTunesに入れているおびただしい数のブラ4からブラインド・セレクトで選んで聴いてみて、その素晴らしさを再発見・再認識した名演だ。
デュオニゾス的(動的・抒情的・非造形的)、アポロン的(静的・知的・造形的)という典型的な分け方をすれば後者の極北に位置するような演奏。
クリーヴランド管弦楽団という、かつてジョージ・セルに鍛え上げられた極めて機能的なオーケストラと、ドホナーニのある種アルチザン的な特性が相まって、それがポジティブに作用した稀有の名演と言えるのではないだろうか。
ワルターの名演も最後には息切れ気味になるように感じるが、ドホナーニ指揮のクリーヴランド管弦楽団は流石にオーケストラの力量の差もあるのか、最後の一音まで高度なアンサンブルを保ちながらもエネルギーが漲っている。
心の中で”ブラボー!”を叫びつつ、気分良く帰宅した。