午前、去る8月3日に逝去された丹羽教授のご葬儀があり、多くの参列者とともに先生をお送りした。
息子さんは私の子供達より少し年下の二十歳だが気丈に振る舞っておられ、その姿に心打たれた。奥様お母様の心中は察するに余りある。
息子さんにはお父様に代わり、しっかりとお母様お祖母様を支えてほしい。
一旦帰宅の後、午後の遅い時間に西尾に向けて名鉄に乗った。夕方から私の展覧会のオープニングが催される。
金山の駅から既に遠雷が聞こえていた。遠方の空は黒い雲が厚く覆っているようだ。
展覧会をプロデュースされた高北先生と、迎えに来ていただいた鈴木喜家先生の車で展覧会場へ。
車から見る空は暗いが道が全く濡れていない。
鈴木先生によると西尾ではあまり雷雨は無いそうだ。雷雲の通り道は別のルートになっているらしい。
イナガキ・コスミックギャラリーのオープニングに参加していただいたのは、イナテック社員の方がほとんどだ。司会の方に急にコメントを求められ、準備無く解説を始めたが、話すことで頭の中が整理されてくる。妙に自分で納得しながらしゃべることができた。
展覧会の会場から懇親会への移動途中の空には青空も覗き、清々しい夕景となっていた。
懇親会では(株)イナテックの社長さんをはじめ、多くの方とお話しすることができた。初めてお会いする方々だが、以前からの知り合いのような親密な空気の中で夜は更けていった。