2月11日(土)曇り のち 雨 ときどき 雪

寒い土曜日。時々小雪が舞う一日だった。
午前中はゆっくり始動。お昼前に家を出て愛知県美術館へ。「ゴッホとゴーギャン」展を観た。

こういう展覧会は得てして「水増し」が多いのであまり期待していなかったが、数はそれほど多くないものの、素晴らしい作品が来ていた。

やはり断トツはゴッホの「収穫」。
これは古今の風景画の中でも最高傑作の部類に入る作品だと思う。
全く完璧!何を言っても虚しいので止めておこう。
部屋に飾りたい!

さて、展覧会を観たあとは、歩いてウィルあいちへ。

名古屋外国語大学の亀山学長の講演「20世紀ロシア音楽における《抒情》の運命〜プロコフィエフとスターリン〜」を聴いた。
17.02.11 亀山先生講演チラシ

実は、プロコフィエフはショスタコーヴィチに比べると権力におもねった感があり(それは勝手な思い込みなのだが)今まで何となく敬遠していた。

交響曲でいうと、比較的聴いてきたのが第1番と第5番。あとはバレエ音楽の「ロメオとジュリエット」、それからコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」とレコードではセットになっていることが多かった組曲「キージェ中尉」くらい。

あとはピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ・ソナタなどを少し聴いたことがあるくらいだった。

今日の亀山先生のお話を聞かせていただき、俄然興味が湧いてきた。
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ある意味、ショスタコーヴィチよりさらに複雑なメンタリティの持ち主だったのかもしれないということがよく分かった。

時代による作品スタイルの変遷も激しく、音楽にも大きな幅があることなど、今まであまり知らずにいたことがもったいなかったと思う。

早速、家にある「アレキサンドル・ネフスキー」や交響曲第3番など、今まであまり聴いていなかったCDを取り出して聴いてみたら、いいじゃないか‼︎

また、世界が広がったことが嬉しい。ありがとう、亀山先生!

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バレンタインチョコを受け取る亀山先生。

講演会を楽しんだあと、ウィルあいちを後にして、昨日オープニングパーティに参加させていただいた「河村暢夫と山内瞬葉展」の会場に再び立ち寄った。もう一度作品を拝見したかったのだ。河村先生にも再びお目にかかり、少しお話しすることが出来た。

充実した一日だった