暖かく穏やかな土曜日だった。
今日は少し外で所用を済まし、あとは自宅で過ごした。
このところ、音楽を聴くのは電車とかバスでの移動中に限られるのだが、今日は自室で”ついで”とか”時間つぶし”ではなく、じっくりと音楽を聴くことができた。
ネルソンズ指揮のボストン交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲を3曲ダウンロードした。ネット上の音楽配信サイトからハイレゾ音源でダウンロードしたのは交響曲第5番、第8番、第9番と組曲ハムレットのセットだ。
ネルソンスはほとんど知らない指揮者だったが、昨年末にダウンロードしたショスタコーヴィチの交響曲第10番が素晴らしい演奏だったので、今回も購入することにした。
昨年後半から今年の1月5日まで、ハイレゾ音源のディスカウント・セールがあり、その機会にダウンロードしたことで、何人かの今まで知らなかった演奏家の素晴らしい演奏に触れることが出来た。ネルソンスの他にもドゥダメルやネゼ=セガンなどの若い世代の指揮者を知ることが出来たのは収穫だった。
期待に違わず3曲とも良い演奏だった。ヒステリックなところや大仰なところが全くなく、それでいて十分に曲の魅力を伝えているのが好ましい。
また、ライブ会場に居るような臨場感のあるハイレゾの音空間が素晴らしく。コンサートを一つ聴いたような充実感に浸った。
ショスタコーヴィチは全体像がなかなか掴めない作曲家で、謎に満ちているのだが、それだけに魅力は尽きない。まあ、音楽が素晴らしいことは間違いない。
今日は心の深呼吸ができた。