1月31日(火)晴れ

なんと今年も1/12過ぎてしまった。
こんな調子で過ぎていったらあっと言う間に人生終わっちゃうよ〜!

さて、今日も朝から大学で会議。

そして、午前11時少し前に会議を中座して名古屋市公館へ。
今日は愛知学長懇話会。毎年1月の会には県知事と市長が特別会員として臨席された。

本日も大村愛知県知事と河村名古屋市長が臨席され、意見交換が行われた。
昨年からの課題は外国人留学生の受け入れ体制の充実についてだ。

前回は宿舎の整備の必要性、企業や自治体の協力を得ての海外における広報の必要性などについて意見を述べさせていただいたが、今年は、街の魅力作りについて意見を述べさせていただいた。

学生時代に名古屋に来て驚いたのがいわゆる”名古屋走り”と街中が整理されすぎていて寛げる場所が少ないことだった。

大体どこの街に行っても飲み屋の場所には鼻が利く自信があったのだが、街が広い道で分断されていて途方に暮れてしまった記憶がある(ニオイが届いて来ない感じ)。

実は都心を除けばそのような場所は少なくないのだが、中心部は戦後大きな区画整理がなされ、いわゆる路地のような場所がほとんど無くなってしまっているのだ。

防災上の問題もあるので一概には言えないが、人が安心できる距離感というものが道幅にもあるような気がする。少なくとも大きな通りの裏にはそのような場所があっていいのではないだろうか。

名古屋が魅力ある街として観光客をさらに呼び込めるためには、名古屋の特長に溢れ寛げる空間の創出が必要ではないか(人工的なニオイのしない)。

誤解されると困るのだが、首都圏や関西地域にくらべて名古屋が住みやすいことは間違いない。住居費の安さや、名古屋の狭い範囲だけでほとんどのものがまかなえること、そして、非人間的な電車等での通勤地獄がほとんど見られないことなど、住んでみて初めて分かる魅力が満載なのだ。

ところが、名古屋は他の地域の人たちからあまり魅力を感じてもらえていないばかりか、地元の人が魅力を感じていないという悲しい事実がある。

住みやすい名古屋がさらに魅力に溢れた街になり、住んでみたい街と思ってもらえるようになるためには、今まで誇りにしてきた都市像をもう一度見直す必要があるのではないだろうか。

そのためにはLRT(Light rail transit:軽量軌道交通)を導入し、街の中心部に車の入れないゾーンを作って行くことも考えるべきだと思う。

まあ”名古屋走り”が無くなるかどうかに関しては悲観的だが、車中心のまちづくりから脱却し、あまりにも”何でも車で移動”という意識が変わればモラルも少しは改善されるかもしれない。

学長懇話会が終わり、大学に戻って会議。

午後5時半過ぎの空。
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燃え立つような夕空も美しいが、淡い色合いの夕暮れも何とも趣があって良いものだ。
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空には切った爪のような月と宵の明星。
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彼方に伊吹山が見えている。
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午後7時過ぎに帰宅の途に就いた。
明日は入試だ。