朝から大学へ。
午前中は学長室で仕事。
お昼前に車で愛知県岡崎市に向けて出発。
万一のことを考え、早めに大学を出てよかった。東名高速道路は集中工事のため、ほとんどのところが1車線になっており、予定よりかなり遅れた。
今日は「あいちトリエンナーレ」の出品作品で、岡崎公園内に設置された「ペンタルム・ルミナリウム(Pentalum Luminarium)」を体験した。
これは空気で膨らませた彫刻(建物?)で「イスラム建築と自然の中で発見される幾何学的な形から着想を得て」作られたものらしい。
この葵の紋のテントは作者のリクエストかな? それにしてもさすが岡崎、あちこちでこの紋を目にする。
デザイナーのアラン・パーキンソン氏の設計で「アーキテクツ・オブ・エアー」という組織が制作したものらしい。
外から見ると何だか不思議なビニール製立体物で、色も単純な赤・青・緑でできているような感じのものだが、中に入ってみると少し趣が異なる。
内部は生物の内部のような曲線+曲面で覆われた空間で、透過光がその空間を強く染め上げている。
内部構造はこのようになっていて、この図自体が何か宗教的な意味合いを持った文様のように見える。
ところどころに設けられているチャペルのような空間で寝転ぶとなかなか気持ちが良い。
それほど長い時間ではなかったが、けっこうリフレッシュできた。
構造上やむを得ないのだろうが、コンプレッサーの音、空気の吹き出し音、それに外部におかれた発電機の音が邪魔だったのが残念。
何か人工着色料に全身染められたような感じで外部に出た。
やはり人工的な色彩より自然の色に包まれたいし、コンプレッサーの空気より自然の風が良い。そして本物のチャペルで瞑想してみたい、と思えたのは収穫か!?
急ぎ、車で大学に戻って午後3時から来客。
意義のあるやり取りができた。
そして、夕方に帰宅した。