9月4日(日)晴れ

“痛み”と言えば、10数年前に椎間板ヘルニアを患ったときにうめき声が思わず出るようなひどい痛みに苛まれたことがある。

今回の歯痛は久々の”痛み”との付き合いだが、気分が滅入ってしまう。

今日は大人しく家で録り溜めていたTV番組などを見ながら気を紛らわした(..というか、気を紛らわせようと努力し続けた)。

“痛み”と言えば、もう一つ、想像を絶する痛みを経験したことがある。・・・と言っても、その記憶は無いのだが。

私が生まれて一月も経たないとき、腸の病気となり、開腹手術をおこなったのだ、麻酔無しで。

麻酔をすると命が危ないというので、麻酔無しとなったのだが、当然のことながら親は「そんな酷いこと…」と思った。

執刀医は私の親がひどく動揺しているのを見てこう言ったらしい。
「大丈夫ですよ、こんなの虫みたいなものですから…」

両親がそれで安心した(?)のかどうかは判らないが、難しい手術は成功し、いまだ長らえることとなったわけだ。

その痛みの記憶はないが「この世の地獄」を生後間もない時期に経験したことが、どこかに潜在的な影響を及ぼしているのではないか、と気になる。

あ、また疼いてきた。