8月18日(木)晴れ

午前中、所用を済まし、午後から大学へ。
今日は久々に歩いてみた。

桜の木からツクツクボウシの声が聞こえてきた。これが聞こえてくると夏の終わりを感じる。子供の頃は夏が過ぎてしまう寂しさと、ため込んでいた夏休みの宿題を何とかしなければならないという重圧感に苛まれたものだ。
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百日紅(サルスベリ)も美しく咲いている。
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夾竹桃(キョウチクトウ)も咲いている。
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夾竹桃は通っていた小学校に植わっていたが、学校によくある樹木のようだ。子供の頃に親から、夾竹桃は毒があるから気をつけるようにと言われた記憶がある。実際に枝を串などにして使用した結果、中毒を起こした事例もあるようだ。

危険だということで伐採した学校もあるようだが、そのような対応しか出来ないものかと少し寂しい気持ちになる。水仙の葉を食べて中毒を起こしたという事例はよく聞くし、毒性のある植物はたくさんある。ジャガイモやズッキーニなどの野菜も毒を持つことがあるらしい。

予防的措置をとり始めるときりがない。夾竹桃を伐採するなど、何か悪い意味で日本的な対応という気がする。

中央道の下を通るトンネルを抜けると、
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白百合が咲いていた。なんとも可憐な姿。
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盛夏の大草の風景。
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遠くに大学が見えてきた。
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稲は青々としている。
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白鷺、
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トンボ、
Tombo

そして、背黒鶺鴒(セグロセキレイ)が飛んでいる。
Segurosekirei

逆光で見る稲もまた透明感があって美しい!
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こちらはもう籾が大分膨らんでいる。
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休みの間はこんな格好で勘弁してもらう。なにしろ、暑いし眩しい!
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傾きかけた陽を受けた校舎。人の気配はほとんど無い。
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静かな学長室で仕事。

今日はバーンスタインの古い方のマーラーの交響曲全集(大地の歌は除く)を持ってきた。中学生、高校生の頃に友人に借りてよく聴いた懐かしい演奏だ。私は当時バーンスタインのレコードは持っていなかった。
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当時のLP一枚分の値段で全集が買えるなんて、とても当時の私には想像出来なかったことだ。なにしろ、レコード一枚買うのに本当に苦労して資金を捻出していたのだから。

ジャケットのデザインが懐かしい。盤のレーベルは私の世代よりさらに古い、コロンビアの 360 SOUND のものになっている。
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もちろん、全部を聴くわけではないが、少し視聴しながら書類整理を行った。

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外はまだまだ強い日差しだ。

仕事が一段落付いた午後6時半頃、いよいよ日没が近づいてきた。
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雲のフィルターを通して見る夕陽は赤く染まって見える。
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日没の時間が早まってきたようだ。