8月15日(月)曇り

朝、歯科医に行って定期検診。
虫歯の治療は別途継続中だが、とりあえず、定期的な検査では現状が維持されているとのことで一安心。

その後は自宅で溜まっている仕事を行った。幾つか原稿も書き進んだ。

ウニはこのところこんな感じ。
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ちょっと夏太りじゃないか!?

このところ移動の途中によく聴くのが武満徹のギター曲とポピュラー・ソング。ポピュラー・ソングといってもそれほど”流行った”わけではないが、耳に馴染んだ曲もある。

その中でも、いつも心を強く揺さぶられる曲が”死んだ男の残したものは”という曲だ。このブログでも何度か触れてきたが、谷川俊太郎の作詞、武満徹の作曲で 1965年に作られ、その後、ポピュラーからクラシックまで多くの分野の歌手によって歌われてきた。

この曲には”反戦歌”として我々が思い浮かべるような、直接的に戦争を否定するような内容の歌詞はどこにもない。ただ、簡潔な6節の詩によって語られているものは、戦(いくさ)をしてしまう人間の性(さが)であり、遙か昔から繰り返され、今も地球の各地で起こり続けている現実だ。

この曲を聴いていると、世の中には戦争をする悪い人間と戦争をしない良い人間がいるのではなく、誰もが戦争をしてしまう人間なのだということを痛感する。人間とはそういうものだという前提に、我々に何が出来るのか考えさせられてしまう。そして”生きている私たち”と”輝く今日とまた来るあした”こそが最も大切なものであることをしみじみと感じる。