午前中はちょっとゆっくりさせていただいて、少し遅めに大学へ。
午後、昨年逝去された寺光彦名古屋造形大学元学長を偲ぶ会が大学で開催された。
寺先生と大学で一緒に過ごさせていただいた期間は3年ほどだが、私が最初に大学にお世話になった時の学長で、初めての土地で職に就く私を大変気遣っていただいた。
大学を退職されて豊田市美術館の館長に就任されてからも、お目にかかる度に親しくお声がけいただいた。
寺先生と長いお付き合いの品川名誉教授がエピソードも交えてお話しになり、
ご子息の亮之介氏のお言葉からは、我々の知らない寺先生の一面が感じられ、故人を偲びながらも思わず微笑んでしまう一幕もあった。
故人の温かいお人柄を偲ばせる心温まる会となった。
「寺光彦先生を偲ぶ会」は午後3時に終了し、夕方からは高速バスで名古屋へ移動。
だからこれ持ってんだね!?
手羽先にはゴマもちゃんと付いてるし照りもあって美味しそう!!
ナナちゃんとお別れしたあと、名鉄で津島市に移動。
同朋学園の三大学(同朋大学、名古屋音楽大学、名古屋造形大学)は津島市と包括連携協定を締結していて、そのご縁で”尾張津島天王祭”へのご招待を受けている。
今日は名古屋音楽大学の佐藤学長とともに参加させていただいた。
昨年7月25日のブログでも紹介させていただいたが、尾張津島天王祭は600年の歴史を持つ祭りで、400個あまりの提灯を掲げた”まきわら船”5艘が列をなしてゆっくりと進む情景は実に幻想的で荘厳な雰囲気だ。
懇親会に出席したあと、天王川へ。
昨年同様桟敷舟に乗って川へ。ただ、川と言っても流れはほとんど無く、池のような感じ。
まきわら船には神楽を奏でる方々が乗船されていて厳かな調べが聞こえてくる。
すべて提灯には和蝋燭(わろうそく)が用いられていて、柔らかい光だ。
5艘の船が列をなしてゆっくりと進む光景はまさに幽玄の世界だ。
天王祭の宵祭(よいまつり)を堪能させていただき、午後10時頃に帰途に就いた。