朝、中央道桃花台バス停から乗車、と思ったら、今日はウィメンズマラソンで栄は迂回する、とのこと。
急遽、JR春日井に向かった。
JRと地下鉄を乗り継いで栄で下車。
まずは名古屋テレビ塔へ。
テレビ塔の展望台で”UTOPIA IN THE CLOUDS”を観た。
フランスのサンテティエンヌ芸術大学の学生から選ばれたデュオによるインスタレーション。
テレビ塔には何度も来たが、実は展望台に上るのははじめて。それほど高い構築物ではないのだが、鉄骨むき出しでどことなく簡素な造りっぽいので、ちょっと恐い。
ただ、この周辺にはあまり高い建物が無いので、見晴らしは良い。
久屋大通に沿って南を望む。
西の方向は名古屋駅方面。
今や高層ビルが集中する場所となっている。いつもはビル群の向こう側にある同朋学園名古屋キャンパスから真東を見ているのだが、今日は逆から望む。
東南方面はいつも高速バス乗り場として利用するオアシス21。
楕円形の屋根はガラス張りで水が張られている。
東側には愛知県美術館やコンサートホールなどが入る愛知芸術センター、その北側にはNHK名古屋のビルが見える。
オアシス21の構築物は完成当時から何か違和感を感じるが未だに感覚的にしっくりとこない…
歩いてゆくと往年のハリウッドスターの手形・足形が…
これはマリリン・モンロー。
他に、クラーク・ゲーブル、グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、ジュリー・アンドリュースのものもあった。
彼らがここに来たのかと思ったが、そうではなく、名古屋市がロサンジェルス市との姉妹都市だということで、ハリウッドスターのサインや足型などが刻まれたブロックタイルで有名なチャイニーズシアターにあやかって、ここに複製が展示されているということだ。
アートラボあいち大津橋で、若手アーティストたちの展覧会”Sky Over II”を観た。アーティストとして活躍している地元美大の卒業生から選ばれた数人による展覧会だ。
名古屋造形大学で私が担当していた総合造形コース(現コンテンポラリーアートコース)の卒業生、伊藤正人、吉田知古も出品しているが、中々秀逸。ずっと彼らの作品を観ているが、時代におもねること無くぶれないことが何より良い。
その後、大阪へ向かい、大阪リーガロイヤルホテルで開催中のジュエリーのフェア「アンソロジー展」の会場を訪れた。
ここでは名古屋造形大学と株式会社栄光時計との産学協同による”学生による創作ジュエリー展”が開催されている。
広い会場の一角に、株式会社栄光時計のご協力の下に学生がデザインしたジュエリーが展示されていて、多くの方々がを訪れている。
幾つかの作品が既に商談中で、一点は商談成立となったようだ(最終的には2日間で5点が成約に至った)。
2日間の会期の間、指導されている教員と数人の学生が立ち会うが、学生にとっては貴重な体験となるに違いない。
私自身にとっても、関係の方々とお話しさせていただき、多くのことを学ばせていただく機会となった。