今日は二つの行事が重なっている。
一つは大学のオープンキャンパス、そして、もう一つは来年のあいちトリエンナーレのプレ企画として催される地元芸術系大学の卒業生によるプレ展”Sky Over 1″の開会式だ。
朝、出校し、まずオープンキャンパスの開始状況を見届け、その後、名古屋へ。
詳しい情報は名古屋造形大学用がコースブログを!
https://www.nzu.ac.jp/blog/youga/archives/3712
1階は戦争資料館として先月オープンしたばかりだ。
開会のセレモニーには大村愛知県知事も出張先のミラノから中部国際空港経由で直行された。
写真の右からあいちトリエンナーレ2016芸術監督の港千尋氏、愛知県立芸術大学学長の松村公嗣氏、名古屋芸術大学学長の竹本義明氏、そして私。
ゲストの皆さん、展覧会の関係者の方々や報道関係の方々が大勢詰めかけ、このあとさらに部屋が一杯となった。
その後は、階下の作品を観て回った。
大村知事も熱心にご覧になっていた。
名古屋造形大学の卒業生のユニット”天竺(楊珪宋、設楽陸)”の作品の前で手を合わせる知事。
楊さん、設楽くんは名古屋造形大学総合造形(現コンテンポラリーアート)コースの卒業生だ。
テレビをはじめとする報道関係者も多く詰めかけ、楊さん、設楽くんは何度も取材を受けていた。
その後、大学に戻るとオープンキャンパスに大勢の来訪が続いていた。
日差しは非常に強く、暫く屋外に居ると眩惑を感じる。
葵(アオイ)は夏を感じさせる植物のひとつ。アオイ科の植物は本来日本に自生するものもあるが、熱帯地方に多いようだ。どことなく、南方の雰囲気がある。
さて、今回のオープンキャンパスでは名古屋造形大学の伊勢型紙コレクションが公開された。
名古屋造形大学は、造形芸術センター所蔵「石井コレクション」として約2万点の型紙を所有しており、貴重なコレクションとして知られている。
明治24年(1891年)に名古屋で創業された「石井染工場」は戦前・戦後を通じて名古屋での老舗の地位を保ち続けたが、近年、染色型紙が使われなくなり、多くの型紙が倉庫に眠っていた。
本学の鵜飼昭平名誉教授のお父様とのご縁で、石井染工場の石井社長から名古屋造形大学がこの貴重なコレクションの寄贈をお受けすることとなった。