朝早く家を出て、同朋学園名古屋キャンパスに午前7時半過ぎに到着。
今日はセンター試験の第1日目だ。
私は監督業務に就くことはまず無いが、入試副本部長という立場で、本部長の浅野同朋大学学長と共に本部に控える。
幸い雪も降らず。交通機関も正常に運行しているようだ。
朝、西の空を見てみると、西北の方向、関ヶ原あたりはなんとなく雪模様のようだ。日本海側の気候が入り込んで来ているのが分かる。
午後の遅い時間になってくると、北風が非常に強くなり、広い範囲に雲が入り込んできた。
北の方にわずかに青空が見える。
そうこうしているうちに風は弱まり、何とか天気は持ってくれた。明日も天候が崩れないように祈りたい。
これは夕時の西の空。
そういうと20年前の今日、阪神・淡路大震災があった。
実は実家が神戸の震度7の地域ににあり、全壊した。
幸い家族は無事だったが、色々な意味で大きなダメージを被った。
ご近所でも亡くなられた方があり、また、知人にも亡くなられた方、心身の障害を持たれた方は少なくなかった。
現地には翌日の夜に着いたが、筆舌に尽くしがたい悲惨な状況だった。
神戸は地震がない地域だと子供の頃から聞かされていたので、まさかこんな経験をするとは思わなかったが、実に多くのことを学んだ。
あれからもう20年…
John Lennon の”Imagine”は少し楽観的な世界観だが、でも、目先の我欲や狭い価値観に囚われない、広く透徹した視点を持つことの重要性を訴えている。
少し違うパースペクティブだが、我々はちゃんとイメージしなければならない、この火山帯で出来たような列島で生きているということを。そして、そこに50余基の原子炉があるという現実を。
想定し得ない事態が起こることはその後も東日本大震災で学んだはずだ。
少なくとも、これから何十年もこの国で生きてゆく若い人たちは本当に”想像”しなければならないと思う。