朝から学長室で仕事、そのあと、2限目(11:00-)は講義の授業。
PPで画像を提示しながらの授業。
午後はコンテンポラリーアートコースの3年生の授業。
こちらもプロジェクションしながらのレクチャー。
その後、西の空を見てみると日没寸前。
微かな軌跡を残して飛行機が飛んでゆく。
その後、資料調べなどがつづき、午後9時過ぎに帰宅の途に就いた。
以前のブログでモーツァルトのディヴェルティメントがマイブームになりつつあると書いたが、このところ良く聴くのが(常にiPhoneで…)同じ”機会音楽”であるセレナーデニ長調 KV320(第9番 ”ポストホルン”)。
同時代の交響曲よりも楽器編成が大きい大曲で、巨匠クラスの指揮者も多くとり上げている名曲だ。曲中に”ポストホルン(郵便馬車のホルン)”が用いられているところから「ポストホルン」の名で呼ばれる。
それぞれの楽章が魅力的だが、ポストホルンが活躍する第6楽章の前に位置する第5楽章のエレジー風の悲しげなメロディも強い印象をもたらす。
最初にこの曲を聴いたのは中学3年生か高校1年生の頃で、当時のCBSソニーのサンプル盤に入っていたジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の第6楽章”メヌエット&トリオ”だった。その後、バリリ弦楽四重奏曲とウィーンフィルの管楽奏者によるモノラルLPを買ったのだが、これは各パート一人の演奏だった。
バリリ盤は典雅な雰囲気の演奏だったような気がするが、セル盤はその対極にあるようなソリッドで純音楽的とも言えるような演奏だった。
今回、所有する7種類の演奏を聴いてみて、最もしっくりきたのがマッケラス指揮のプラハ室内管弦楽団盤。マッケラスのモーツァルトは交響曲も素晴らしいが、このポストホルンも同じように溌剌とした演奏だ。
また、ベーム指揮のベルリンフィル盤はオーケストラの名人芸がちりばめられた名盤。特に管楽器の絡みは極上でウットリする。
当面、ポストホルンで楽しめそう。