朝、8時にホテルを出た。
くまもんに別れを告げ、商店街を歩く。
熊本は昨日から天気が悪い。
明日、明後日と、熊本では「火の国まつり」が行われるとか。
なんとか天気が回復することを祈りたい。
紅白幕が張られている通町筋あたりの風景を横目で見ながら、後ろ髪を引かれる思いで空港へ。
グッバイ、熊本城!
台風の影響か視界が悪い。
やっと視界が開けてきたのは本州に入ってから。
いつものルートだと高知の上空を飛ぶのだが、今日は中国地方の中央を縦断するルートだ。
これは地図で見覚えのあるかたち、宍道湖と中海。
いかにも潮の流れが作った特徴的なかたち弓ヶ浜半島。
典型的な砂州だ。
右側(南側)の席が空いていたので少しの間移動。
京都府綾部市の辺りを飛んでいるようだ。
雲が出ていて、残年ながら神戸辺りはちょうど隠れているが、眼下に兵庫県篠山市、彼方に大阪湾、右に淡路島、左に紀伊半島を望むことができる。
左側(北側)の元の席に戻ると、入り組んだ地形。
正面に舞鶴市、背後には丹後半島が見える。
こちらは昔よく行ったところ。
右に内外海半島、左に大島半島、その先端に大飯原発がある。
原発の目と鼻の先にあるキャンプ場によく家族で出かけた。
当時は地震や津波でコントロール不能に陥るなど想像していなかった…
その左側の若狹高浜海水浴場には高校時代から何度か行ったことがある。
自分でもつくづく思うが、飛行機から景色を見るのが好きだ。
それも、今、自分がどこを飛んでいるのかということを知りたいと思う。
判らなければ、後で地図と照合する。
まあ、これも旅の楽しみのひとつかな?
県営名古屋空港から大学へ。
午後1時からの大学院研究科会議に間に合った。
その後、幾つか仕事をこなし、夜に帰宅。
短い熊本滞在だったが、充実した旅だった。