2月25日(火)晴れ

朝、金山駅から名鉄特急に乗り、中部国際空港へ。

中部国際空港着。

さて、今日の飛行機は??

むむ、ボンバルディアか…

6枚羽根のターボプロップ。

このDHC8-Q400とえいば、高知での胴体着陸ほか、事故のニュースを一時期頻繁に聞いた気がする。今は大丈夫なんだろうけどね?!

プーランクのグローリアを聴きながら…

キャスリーン・バトルの声が清楚でいいね!

ふと外を見ると、

あれ、プロペラの羽根が …

た、たいへんだぁー!

はがれた!

どうなってんだぁ!

と思っているうちに飛行機は広島県三原市上空に。

大三島、

大下島の上空を通過して、

無事、松山空港に到着。

※ 実はプロペラの画像は”ローリングシャッター現象”と呼ばれるiPhoneなどのカメラのCMOSセンサー特有の現象だ。

まずはホテルに荷物を預け、今日の授業の準備。

そして済美高校へ。

今日はここで授業を行う。

廊下には第76回の選抜優勝時の写真が。

相手は愛工大名電だったんだ!?

済美高校は入試広報部長の時に何度か訪れた学校で、名古屋造形大学にも優秀な生徒さんを送っていただいている。

今日は「見ることについて考える – 絵画と写真をつなぐブラックボックス”カメラオブスクラ”」というタイトルで授業を行う。
カメラオブスクラのような光学機器がどのように絵画に影響を与えてきたのか。また、写真と絵画がどのように影響を受け合ってきたのかについてお話をさせていただいた。

実際にカメラオブスクラを作るところまでやりたかったのだが、今回は120名以上という生徒数と時間の都合でレクチャーのみ。
だが、実際に現物を見てもらいたかったので、レクチャーの前に二つほど制作しておいて、最後に見てもらった。

おまけとして、世界のちょっと変わった美術館の紹介をした。ニューヨーク州の Dia Beacon、ベルリンの Hamburger Bahnhof、そしてデュッセルドルフ近郊の Insel Hombroich。

レクチャーがひとまず終わり、ちょっと楽な感じで見ることができたと思うし、私も、授業とはちょっと違う感じで肩の力を抜いてお喋りしたのが良かったのか、みんなの目が一段と輝いていた。これがきっかけで、コンテンポラリーアートに親しんでいただければ嬉しい限りだ。

授業の後は、生徒さんの作品批評をさせていただいたが、1年生から水準が高く、良い教育をされているなと感心した。若い感性を伸ばそうという先生方のお気持ちが伝わってくる。

すべて終了してからは、街に出て食事をしながら、先生方とあれこれとお話しする機会を得た。

本当に充実した1日で、レクチャーをしながら私自身も楽しませていただいた。先生方には感謝の気持ちで一杯だ。

帰りに「千と千尋の神隠し」の「油屋」のモデルになったとも言われる道後温泉本館の夜景を見た。明治27年築の由緒ある建物だ。

以前、出張の際にちょっと湯に浸かって帰ったことがあったが、なかなか趣のあるお風呂だった。

またゆっくり浸かりに来たいものだ。