朝、中央道桃花台バス停から高速バスに乗った。このところ連日だ。
名古屋で下車し、いつものように笹島町バス停まで歩く。
ツインタワーが青空に映えて眩しい。
バスが来るまで15~6分あるので、周辺を見てみると目に付いたのが「ひちや」の看板。
「質屋」を関西では「ひちや」と発音するが、名古屋でも(「ひちや」と発音するかどうかはちょっと覚えがないが)しっかり「ひちや」と書いてある。
東京の下町では「ひ」が「し」になるが、関西では逆だ。
東京に行った最初の頃、知り合った友人から「しぃ、貸してくんねぇ!」と言われて驚いたが、「火を貸してくれ!」という意味だった。
このあたりでは歩道をスピードを落とさずに自転車が駆け抜けてゆくことが多く、非常に危ない。
これは首都圏でも関西でも全く同じ状況だが、ひどいことだと思う。自転車道の整備をキチンとすべきだとは思うが、まずは自転車に乗る人がマナーを守ってほしい。
車道を逆方向に走るなんて迷惑きわまりないし、何よりも自分の命が危ない。
・・・と思っていると、バスがやってきた。ほとんど時間通りだ。
「これで間に合う」思った瞬間、なんとバスが通り過ぎてゆくではないか!! そして、50mほど先の別のバス停に停車し、直ぐ発車した。
えっ!次のバスまで24分もある。到底間に合わない。
バス停に表示してあった名古屋市営バス営業所に電話をすると、最初は要領を得ない対応。そして、その後は平謝り。「これからバスを出しますので〜」と仰るが、時間を聞くと次のバスの時間じゃないか!?
ぷち〜っ! 「ざけんな!」とは言わなかったが、とにかく電話で遣り取りしている暇はない。事実関係を調べてあとで電話してくれるよう依頼してタクシーに乗った。
200円で済むところが 1,600円かかった。
誰にでも間違いはあるので責めても仕方がないが、こんなことが度々あると困るので、とにかく運転手さんは緊張感をもって仕事をしてほしい。こんなことでは安全面も心配になってくる。
ムカムカしながら何とか名古屋キャンパスに着き、気持ちを入れ替えて仕事にあたった。
昼頃、営業所から電話があり、バスの車載カメラの映像をチェックしたら、やはりバス停を間違えて通過していたとのこと。運転手さんも認めているという。また、バス停に立っている私も写っていたらしい。
お昼前に仕事を終えて再びバスで(さすがに今度は無視されなかった)栄へ。
卒展最終日の会場ではプロダクトデザインコースのトークプレゼンが!
緊張した空気が流れていた。
今日は卒展最終日で搬出作業があるのだが、期限が迫った仕事があるので大学へ戻らなければならない。
高速バスに乗って桃花台バス停へ向かう。
大学で集中して仕事。
ふと気が付くと外がオレンジ色に染まっている。
♪ 夕日赤く〜 地平の果て〜
振り返ると、太陽と私の影と逆行の中の鏡像、その関係が面白い。
机の上、ぐちゃぐちゃだけど、もう帰る!