朝の10時半から愛知県陶磁美術館で「モダニズムと民藝 北欧のやきもの:1950’s-1970’s デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド」の開会式と内覧会が行われた。
東洋、特に日本の焼き物から影響を受けた作品も多いように思われたが、一方ではアーツ・アンド・クラフツ運動やドイツ工作連盟からの影響も強かったとのこと。
陶芸には詳しくないが、観ていて、工芸と産業が強く結びついているように感じた。
北欧の展覧会ということで、玄関を入ったフロアにサーブ 92(1951年製)が展示されていた。普段はトヨタ博物館に展示されているものらしい。なかなか魅力的なフォルムだ。周囲を回りながらしばし見入っていた。
陶磁美術館では「第31回 長三賞常滑陶芸展」も開催されていて、入選作品の展示が行われていた。
名古屋造形芸術大学(現名古屋造形大学)デザイン学科卒業の徳保美樹さんの”inward”が審査員特別賞を受賞されていた。卒業生の活躍を観ることができて嬉しい。
陶磁美術館を出て、直ぐ近くの愛・地球博記念公園に。
文化庁メディア芸術祭愛知展「CODE 私の宇宙(そら)/僕の言葉(ことば)」を観た。
ここでも名古屋造形大学の卒業生で筑波大学助教の村上史明さんの”Spyglass”が展示されていた。久々にこの作品を覗いてみたが、やはり面白い!
体験学習室では名古屋造形大学デジタルメディアデザインコースの”まわる、うつる、ひろがる”の展示が行われていた。今回は前作よりかなりのヴァージョンアップがなされているとか。
3色のLEDが搭載され、あらゆる色の光が出るようになり、さらに、ジャイロが搭載され、回転方向などで発光パターンがより多彩に変化するようになったとのこと。また、サウンドもそれぞれの独楽毎に配分されるようになったとか。
指導の外山貴彦准教授と学生さんが年末年始を通して大学に籠もり切りで作り上げた成果だ。観る度にクオリティと安定度が向上しているのは素晴らしいと思う。
私などがちょっと見ても分からないが、外山先生が手にされている独楽には独自のノウハウが詰まっているようだ。
名古屋造形大学の展示のほかにも、愛知の美術系大学のメディア部門を中心とした展示は見応えがあるので、学生さんや、メディア系、アニメーションやマンガに興味のある受験生の方は観るとイイと思うよ!
その後、映像作品を観てから帰宅の途に。
真っ直ぐ帰ろうと思ったが、大学でやらなければならない仕事があり、思い直して大学へ。
結局、午後8時近くまで仕事をすることとなった。