3月20日(水)曇り

朝早く実家を出て岡山方面への新幹線に乗った。
500系に乗るのは久しぶりだ。以前は”のぞみ”として走っていたが、今は”こだま”として余生を送っている。

500系は航空機に対抗するためJR西日本が総力をあげて開発した車両で、320km/h対応として設計されているとか。速さを目指した設計がスタイリングにも表れている。

岡山から在来線に乗り換え高松へ。

午前10時に高松着、瀬戸内国際芸術祭2013の開会式のあと、ツアーに参加した。
名古屋造形大学准教授の高橋伸行先生が前回(2010年)に続き、やさしい”美術プロジェクト”として瀬戸内国際芸術祭2013に参加している。
http://gp.nzu.ac.jp/yasac/oshima/oshima_2013/o_20130315.html

やさしい美術プロジェクトは {つながりの家} として大島で活動してきた。その活動はテレビ等でも採り上げられたので、ご存じの方も多いと思う。前回の訪問で、彼らが如何に大切なことをやっているかということが身に染みて分かった。是非、多くの人に訪れてもらいたい。

今日はツアーで直島を訪問し、ベネッセハウスや、他の展示を見て回った。
船とバスでの移動。時々小雨の降る天気だったが、充実した一日だった。

海はべた凪の様相。空気はもやっていて島々が見渡せない。

直島の島内はバスで移動。

ANDO MUSEUM は安藤忠雄の美術館。今月オープンしたばかりだ。
外見はこの地域の民家の様相を保っているが、内部にはコンクリート打ちっ放しの空間が広がる。

ベネッセハウスでは、一部を除き常設作品を移動させ、国吉康雄展が開催されていた。

ベネッセハウスを後にして本村へ。
今日は春祭りの日だ。あちこちに飾り付けがなされている。

うら若き乙女たち、と思ったら、手前の二人は男子だった。

町並みを保存する努力の跡があちこちに伺われる。火で焦がした杉板が随所に使われているが、もともとは木製の船の底に付着した海藻などを焼いて取り除いていたらしく、その板を再利用したことから始まったようだ。非常に持ちが良く、きちんと焦がしたものは50年持つそうだ。

港にある「海の家なおしま」はSANAAの設計だとか。

夕方6時に高松港に帰着。
明日は午前7時半の始動だ。