今日の「造形の学食から」は、とり唐揚げのうま煮定食。唐揚げの揚り具合も上々。中華丼風の餡もいい味出しています。味噌汁には高野豆腐と溶き卵が… こんなところに細かな心遣いがあるのが嬉しい。
向かいで一緒にお昼していただいているのは浅井佑子さん。名古屋造形大学総合造形コースの卒業生で新進気鋭のメディアアーティストでもある。在学中は私のゼミに属していた。忘れもしない、今の仕事に繋がる作品を作り始めたのは大学3年生の時。それまで丁寧だがやや平凡なオブジェ作品を作っていた彼女が、ある時、突然インパクトの強い映像作品を作り始めた。
彼女は非常にまじめで仕事はきっちりとやる学生だったが、そんな彼女の特質のなかでも、私たちのアドバイスを真摯に受けとめ全力で作品化しようとする姿勢が印象的だった。実はそこのところがその後の大きな成長に繋がったと思う。
その後進学した筑波大学大学院でも先生方の評価は高かった(直接先生方から聞いたので間違いない)。院の修了制作は”筑波大学芸術賞(最高賞)”を受賞し、映像作品で初めて買い上げとなった。また、オーストリアの世界的なメディア芸術祭”アルスエレクトロニカ”をはじめ、メキシコやイタリアでも作品を発表し、当地のメディアにも大きく紹介された。一見フツーの名古屋嬢だが実はスゴ腕の名古屋嬢なのだ!
浅井さんは今年度から名古屋造形大学コンテンポラリーアートコースの非常勤講師として後輩の指導に当たっている。学生諸君、先輩から多くを学んでね!
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