今日は大学に行かなかった。
朝、まず近所のブドウ農家へ。このあたりはブドウや桃の産地で、どちらも(よい農家を選べば)本当に美味しい。
その後、グリーセンター(JA)で桃とネクタリンを購入。
果物は地元で旬のものを食べるのが一番だ。それができるのはすごく贅沢なことかも。
その後、テレビで吉本新喜劇をみた。吉本を見るのは本当に久し振りだ。
正直に話そう。私は吉本新喜劇が好きだ。だが、お笑い一般が好きなわけではない。特に、バラエティー系は苦手だ。
では、なぜ吉本新喜劇が好きなのか? それは子供の頃から見ているからだ。つまりお米のご飯が好きなのと同じなのだ。
ときどき「下品だな〜」とか「ベタだな〜」とか思う。しかし「芯があるな〜」とか「水っぽいな〜」とか思っても、だから「ご飯が嫌いだ」とならないのと同じである。
私は神戸で育ったが、神戸は関西の一部を構成している地域で、いわゆる「吉本文化圏」に属している。つまり、土曜のお昼にはどこの家からも例の「ふんわかぱっぱ、ふんわかふんわか、ふんわかふんわかぱっ♪」という音楽が流れてくる。
このようにして子供たちは「吉本好き」な大人に育ってゆくのである。
(東京とドイツにに居たとき以外)何十年も見ている吉本だが、今の吉本は本当にハイレベルだ。関西風のベタな笑いを装いつつ、実は非常に高度なレトリックが駆使されていて、ロジカルに面白い部分が沢山あるのだ。
もちろん、マンネリの部分もあるのだが(実はそれがほとんどかも)、それが無ければ吉本ではなくただの面白い演劇になってしまう。
そう、実はマンネリの笑いこそ吉本のコアの部分であり、それこそ関西人が安心して身をゆだねることができる「母なる笑い」なのだ。母はマンネリである。おんなじことを何度も言う。何十年も微動だにしない。だから母親なのだ。
そのマンネリとロジカルで即興的な部分が吉本の醍醐味かもしれない。
だんだん自分でも分からなくなってきたが、私は吉本が好きだと言うことと、心のどこかでそれを「はずかしい」とちょっぴり思っていることに気がついてきた。だから言い訳しようとしているような気がしてきた。
・・・でも好きなものは仕方が無い。
ところで今日のウニはというと…
いつもどおり、だら〜っと一日過ごしている。
この左手、これ大好きだ。すごくかわいいと思う。
毎日が日曜日のウニでした。