朝、大学へ。
学長室で決裁等を済ませ、名古屋駅へ。
新幹線で東京へ向かった。
今日の富士山は中腹に雲がかかったような状態だが、これもまたイイね!
こうやって見ると、富士山が如何に巨大な山なのかが実感できる。
ちょっと早めに東京に着いたので、少し御茶ノ水駅から古書店街の方を歩いた。
高校を卒業してすぐ、18歳になって間もなく上京し(4月1日生まれなので)御茶ノ水の美術予備校に通ったので、最初の”東京”のイメージは自分にとっては御茶ノ水なのだ。
その頃、御茶ノ水駅から見た東京医科歯科大学の建物が大変高く見え、それまで大学が高い建物であるというイメージがなかったので、非常にインパクトがあった。ところが、今はそれと比べものにならないほど高い建物が建つこの威容! 当時の私からすれば想像を絶する風景だ。
新御茶ノ水から千代田線で根津へ。
東京藝大に裏側から接近。
この高い建物が絵画棟。私が居た油画専攻はこの建物の5〜8階にあった。確か大学院修士課程の時は8階だった。
このフェンスをよじ登ってよく出入りした。
秘密だが、夜中に忍び込んでアトリエで寝たことが何度かある。
音楽学部と美術学部の間を通る道。街路樹が驚くほど大きくなっている。
合格発表を見るためにここを通り、絶望に打ちひしがれて帰ってきた何往復かが、その後の9年間にわたって通った記憶よりも鮮明に甦ってくる。
美術学部のキャンパスに入ると、木々が大きく成長し森のようになっているのに驚いた。
こちらは音楽学部の中にある煉瓦造りの建物で、我々は「体育小屋」と呼んでいた。私が1年生の時には体育館が無く、ここで、体育の授業を受けていたのだ。
私が大学に入った頃はこの右側に相撲部の土俵があった。奥はバレーコートだった(ように思う)。
音楽学部の本部棟は西洋風の木造建築で二つの塔がある美しい建物だった。残念ながら壊されてしまった。
今日は「全国芸術系大学コンソーシアム総会」があり、久々に母校に来た。
総会が終了し、懇親会までの間に陳列館へ。
この建物は昭和4年(1929年)に建てられた建物だ。
中では「東京藝術大学ゲーム学科(仮)展」というちょっと変わったタイトルの展覧会が行われていた。
これは面白い展覧会だ。あらためて藝大の”尖り”具合を見た感じ。この大学って”アカデミズム”とかよく言われるけど、実は歴史的に見ても結構”アヴァンギャルド”な学校なんだよね!?
これは、VRのゴーグルを被るのに、これを付けてくれと言われたのだが、
あとで別のブースへ行くと「これは女性の方のファンデーションなどがゴーグルに着かないように着用してもらっています」とのことだった。ひょっとして”オッサンの顔のあぶら”が付くのを怖れての対応だったのか…??
2DのアニメーションをVR化したものなども大変面白く、存分に楽しんだ。
何か面白そうなことが始まりそうだね藝大でも!?