4月19日(木)晴れ

今日は朝から暖かく、外を歩いていると少し汗ばむほどの陽気だった。
朝9時20分からの会議を終え、お昼前に大学を出て同朋学園名古屋キャンパスへ。今日は新しい建物の起工式だ。

駐車場に車を置いてまっすぐ Do Plaza の”ドウホウキッサ”へ。キーマカレーとコーヒーのセットで500円、他にパスタや和食の選択肢もある。

このカレー、美味しかった。

ドウホウキッサは名古屋キャンパスの東南の角にあり、円形ガラス張りの建物 Do Plaza の1階にある。ここでお昼をいただくのは初めてだが、結構種類も豊富だし、なにより外の景色を眺めながら食事するのは気分が良い。あ、同朋大学の浅野学長がいらっしゃる!

食事の後は起工式の会場へ。仏式で行われる。これから私が焼香に向かうところ。

次に鍬入れ(くわいれ)の儀式。最初に鎌で草を刈る仕草、鍬(くわ)を入れる仕草、鋤(すき)を入れる仕草の三つがセットになっている。これは決まった鍬入れのパターンで、いずれも「えいっ! えいっ! えいっ!」の声を上げて行う。この鍬入れは地鎮のための儀式で、神道に端を発している。

鎌(かま)

鍬(くわ)

鋤(すき)

鍬入れの終わった”立砂”はアート作品のようにも見える。

起工式のあと、台湾の東海大學からお見えの学長夫妻とお会いした。今回は名古屋音楽大学とモーツアルトの「フィガロの結婚」のハイライトを演奏会形式で共同上演する。東海大學は台湾で最も歴史のある私立大学で、文科系、理科系、芸術系の9学部を持ち、学生数は1万7千人を超える。
和やかな雰囲気の中で、学長の程先生ご夫妻と同朋学園の甲村理事長、名古屋音大の高橋学長、同朋大学の浅野学長との会話は弾んだ。「東海大學はキリスト教系の大学で同朋学園は仏教系の学園だが、人に奉仕する精神は共通する。」と程先生。王先生の滑らかな通訳のおかげで実り多い会話となった。
なお、程先生のお名前は程海東。名刺に Haydn とあったので、もしや?と思って訪ねたら、北京語では”海東”は作曲家の Haydn(ハイドン)と同じ発音で、先生がアメリカにいらっしゃったときには Professor Haydn と呼ばれていたとか。

前列左から甲村同朋学園理事長、程海東先生、程先生のご夫人、後列左から王良原先生、浅野同朋大学学長、高橋名古屋音楽大学学長、そして私。

午後4時45分から開演される「フィガロの結婚」を聴きたかったのだが、会議のため後ろ髪を引かれる思いで小牧キャンパスへ戻り、臨時教授会と運営委員会。今日の運営委員会は議題が多く、終わったのは8時だった。皆様おつかれさまでした。

あ、そうそう、名古屋造形大学総合造形コース(現コンテンポラリーアートコース)の卒業生で作家として活躍している高須健市さんが出品している展覧会”京芸Transmit Program#3 「Mètis –戦う美術-」”が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA1,2 で開催されている。
「Mètis –戦う美術-」というテーマの下で5名の若手作家が出品しているが「戦う」といってもそう単純なものではなさそうだ。「私たちが生きてゆくために、どうすれば日々の営みを意義あるアクションに変えてゆくことができるのか?」というテーマは非常に多くの意味を含んでいる。今の時代であればこそ身につまされるものがある。非常に食指をそそる展覧会だ。時間を作って必ず見に行こう!

http://www.kcua.ac.jp/gallery/exihibition/2328.html

展覧会情報:
展覧会タイトル:京芸Transmit Program#3 「Mètis –戦う美術-」
主催:京都市立芸術大学
会期:2012年4月7日(土)~5月20日(日)
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA1,2  *4/18よりGalleryB,Cでも展示
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1(堀川御池ギャラリー内)
開館時間:11:00-19:00(最終入館18:45)
観覧料:無料
休館日:月曜日(4/30 月祝は開館、翌5/1火は休館)
教務学生支援室 事業推進担当 075-334-2204