朝一で会議。
その後、学長室で執務。
お昼休みに、入院されている浅野前同朋大学学長の次回のお見舞いの際に持って行くものをまとめていたところにご本人の訃報が入った。
実は先月から4回お見舞いに行った。前回(11月12日土曜日)お目にかかった際には表情や声にも力が感じられ、快復に向かっていると実感した。
いつもより少し長めにあれこれ話をした中で「笑うことが身体に良いらしいので笑うように心掛けている」とのことだったので「それじゃ落語のCDを持ってくるから」と伝えた。
また私が椎間板ヘルニアで入院していたときに「音楽が邪魔に感じて聴く気がしない中、唯一、バッハの音楽だけがスーッと心に入ってきて癒された」という話をし「バッハのCDを幾つか持ってくるから」と伝えた。
結局、聴いてもらえないままになってしまった。何とか少しずつでも体力を回復し、健康を取り戻して欲しいと願っていただけに本当に残念だ。
悲しみの中、車で学園本部に向った。
途中、カーラジオを点けたらバッハの無伴奏チェロ組曲第3番が流れて来た。まさに先ほど用意していたピエール・フルニエのチェロだった。
浅野さんに聴いてもらいたかったバッハに自分が癒されていることが何とも不思議な気がした。
名古屋キャンパスの学園本部で打合せのあと、大学に戻り、一つ会議を終えて帰宅した。
浅野玄誠さんのご家族、ご親族の皆様には謹んで哀悼の意を表します。