朝から打合せが相次いだ。
最後にスコッチを飲んで帰宅。
ところで、このところクラウド化した音源から音楽を聴くことが多い。あらかじめアップしておいた膨大なコンテンツの中から(電波の届くところなら)どこでもいつでも音楽を聴けるのは本当にありがたい。
思い返してみると、高校生の頃、数本のカセットを持って近くの山に登り、日没を眺めたり、街の夜景を見ながら(時には夜から朝への街の風景の変化を楽しみながら)音楽を聴いたものだ。
明るい午後に聴いたモーツァルトや、夜の神戸の夜景を眺めながら聴いたラヴェルなど、今でも音楽と風景が鮮明に蘇ってくる。
ポータブルとはいえ、結構思い機器を背負い、音質など今とは比べものにならないイヤフォンで聴いていたあの頃を思い出すと、高校生の自分からは想像も付かない未来に自分が居ることを実感する。「今、こんなことになってるぞ!」って昔の自分に教えてやりたい気さえする。
カセットテープくらいの大きさしかない装置一つに、高音質で外部の雑音を電子的に消すことが出来るイヤフォンを着けて、あらかじめ別の場所に送ってある膨大な量の音楽から選んだ曲を何処に居ても聴くことが出来るなんて、当時の自分に話しても到底信じてもらえないかもしれない…