午前中は所用で名古屋へ。
お昼過ぎに自宅へ戻り、午後に大学へ。
今日から3日間、名古屋造形大学では芸術祭が開かれている。
https://www.nzu.ac.jp/~artfes/
芸術祭では作品展、舞台でのパフォーマンス、模擬店、講演など盛り沢山だ。
また、この3日間は毎日午前10時から午後3時までの間、入試直前相談会も開催されている。
皆さん、奮ってご参加を!
今日はアニメーション作家の加藤久仁生さんの講演があり、講演の前に、少しお話しさせていただいた。
加藤さんは2008年「つみきのいえ」で、アヌシー国際アニメーション映画祭、アヌシー・クリスタル賞を、そして、2009年には同作品で、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞されている。
今日の講演では、自作を見せていただき、興味深いお話をたくさん聴かせていただいた。
「つみきのいえ」も見ていて胸に迫るものを感じるが、1分程度の作品を束ねた短編集「情景」も、見ていて胸が熱くなるシーンが幾つもある。押しつけがましくなく、自然に心に響く作品を作ることができることは素晴らしいことだと思う。これからの作品も楽しみだ。
午後、学長室に久し振りのお客さんが。
一昨年、オランダのアカデミア・ミネルヴァから短期留学生としてやってきていたElsだ。懐かしい!
彼女の留学を終えるときのパフォーマンスのお手伝いをしたことを思い出した。また、こちらから送り出した留学生の面倒も見ていただいているようで本当にありがたい。
年は随分上なので、私のことを、ことあるごとに”若い”と言ってくれるのがうれしい。
学長を終えたらウチに遊びに来いと言っていただいたので、本当に行こうかな!と思う。オランダのジン”ジェネーヴァ”を用意しおいてくれと頼んだ。
学長室で幾つか仕事をこなしているうちに模擬店終了の時間が来てしまった。
外に出てみると、ほぼ片付けが終了していた。
明日は回ってみようと思う。
そうそう、今晩(10月12日)午後11時からNHK・EテレのETV特集で「僕は忘れない~瀬戸内 ハンセン病療養所の島~」が放送される。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1012.html
名古屋造形大学の高橋伸行教授が取り組まれている「やさしい美術プロジェクト」の活動も紹介されるようだ。
さらに、11月7日の午後8:00〜8:30放送のEテレ「ハートネットTV]でも「ハンセン病 アートがつなぐ“記憶”」として高橋さんの活動が取り上げられる予定だ。
また、高橋さんが取り組まれてきた「やさしい美術プロジェクト」がハンセン病療養所大島での{つながりの家}で、2013年度グッドデザイン賞を受賞したという嬉しいお知らせがある。
https://www.nzu.ac.jp/news/news2013/1278/
http://setouchi-artfest.jp/artwork/a089
高橋さんが長年取り組まれてきたプロジェクトがこのような評価を受けたことはまことに喜ばしいことだと思う。
10月30日から11月4日まで、六本木の東京ミッドタウンで開催される「グッドデザインエキシビション2013」では{つながりの家}の活動概要のパネルが受賞作として紹介される。
上記のテレビ番組ともども是非ご覧いただきたい。