2016年5月1日(月)の実技は、鉛筆描写の講評が行われました。一日3時間の実技時間を六日間描きました。最初の二日間はラフスケッチを繰り返し、魅力的な構図は何か見つけていき、残りの時間を鉛筆描写の時間として使いました。受験のデッサンでは3時間から5時間もあれば仕上がるボリュームですが、何倍もの時間をかけてじっくり観察します。
それぞれ長所のある作品に仕上がっています。この作品はアルファベットを大胆に構成し迫力のある画面になりました。
鉛筆のモノクロームの階調がとても美しく上がっています。よく観察して表現出来ています。
この作品は、目線を下げて奥行きのある作品を目指しました。後ろに配置したアルファベットが何か風景を感じさせてくれる面白い作品に仕上がったと思います。
中から勢い良く飛び出しているような動きを感じる作品です。
最後の作品は、パラパラと舞落ちる文字の雰囲気と構図がとてもバランスよく描けています。鉛筆のタッチもとても丁寧で空間もしっかり表現出来ました。
講評の後は、クロッキーを行いました。ひとり5分のモデルを交代しながら時間の許す限り描写していきました。
クロッキーもデッサンも共通するのは「観察」です。観ることを意識的に行ってください。4年間は始まったばかりです。継続して練習を重ねていってください。
イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ