3年生 プレゼンテーション

3年生の課題は広告系・編集系を選択するセレクトワークです。最終日はプレゼンテーションを行います。

僕の授業で行うプレゼンテーションはディベート形式で、そのためのルールを設けます。プレゼンターは自分の作品に自信がなくても「肯定」の意見しか言ってはいけません。観ている側はすばらしい作品だと思っても「否定」の意見しか言ってはいけません。そしてプレゼンターは否定の意見を肯定の意見で言い負かしてください。

制作時点では気づきもしなかった鋭い否定の意見が出てきます。細部までコンセプトを詰めて制作しなければいけない事を肌で感じる事ができたと思います。やってみると不思議と楽しくなります。笑いを交えながらも緊張感のあるプレゼンテーションとなりました。

この装丁の制作者は佐藤さんです。イラストレーションのクオリティも高いですがロゴマークのデザインに対する意識の高さを感じます。

音楽雑誌のパンフレットを制作したのは清重君。音楽ショップをリサーチして店頭で手にしてもらえる効果的なデザインを心がけました。ショップを充分にリサーチしているので、説得力のあるプレゼンテーションができました。

最後の作品は神谷さんです。架空のレストランを設定してのメニュー表や新規オープンの紹介アイテムを制作しました。限られた時間で制作したこのボリューム。デザインもイラストレーションも申し分ないクオリティです。

3年生の時に制作する課題は就職活動に直結していきます。油断せず一生懸命制作に励んでいってください。

イラストレーションデザインコース 足立ゆうじ