インタラクティブとは双方向や対話型を意味します。現代社会では距離や時間に関係なく複雑なコミュニケーションが求められるようになりました。人間同士だけではなく人と機械のコミュニケーションも要求されるよになり、これらの間に位置する部分にコンピュータや携帯電話などのデジタルなデバイス(端末)が使われることが多くなり、今後ますます増えていきます。この「間」のインタラクティブをデザインする事が社会のニーズであり、デジタルメディアデザインコースには求められています。
デジタルデザインの活躍の場はコンピュータ画面や紙の印刷物にとどまらす、券売機、自動販売機、銀行やコンビニの現金自動支払機(ATM)のよ立体的な物、エレベータの操作パネル、空調のコントローラ、防犯システムなど建築空間と密接に関係する物など、多面的な広がりを見せています、このような実空間での利用を前提とした実体のあるインターフェイスのデザインについて研究し、制作を通じて人間の五感との関係などを学び、インターフェイスの新しい提案や制作設計を学びます。
インタラクティブコンテンツとして今や身近になったゲームは、優れたインターフェイスとグラフィカルユーザインターフェイスによって構成されています、またゲームは複雑なルールを基に構成されておりゲームの考え方やコンセプト、グラフィック、デザインなど多くの要素が多面的に構成された複雑な機能を持ち合わせています、これらの特性を研究しつつ簡単なゲーム制作を通じてルールのデザインを学び、インタラクティブコンテンツ制作の基礎を学びます。
2007年度卒業制作展に出展されたインタラクティブコンテンツ。吊り下げられたスクリーンの前で手をかざすと、環境問題に関する世界の状況を垣間みる事ができる。
2007年GATE展に出展されたインタラクティブ作品。吊り下げられた傘の柄を握ると、音とともに波紋が広がります。
2007年芸術祭で展示されたインタラクティブ作品。
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