言ノ葉戦線


陰陽術や御札をモチーフとしたデザインの日本語を活用したアナログゲームです。
カードが増える、減る、交換する、手番が休みになるの 4種の効果を駆使して自身の手札を全てなくした者の勝利となります。
カードを使用する際に記載された言葉を利用した文章を組み立てて対話を行うため、コミュニケーションカの他、文章構成力や発想力などを養うことが可能です。
間違って認識されている言葉を筆頭に慣用句や四字熟語を収録しており、繰り返し遊ぶことで言葉の読みや意味を正しく認識し、学ぶことができます。
空間作法領域 木村 摘麦 Tsumugi Kimura
担当教員コメント
この作品のテーマは、「コミュニケーションをとる」ということです。 言葉の読み、意味、使い分けは、 なかなか正しく理解していない現状が あります。 ですが、逆にその 現状が日本語 らしさで あり、面白さでもあると考えます。 言葉をもっと知れば、もっと面白く、スマートに学んでもらえるのではとの考えから、今ではスマホひとつで済んでしまう ところを、あえて 「辞書を引く」感覚で日本語を 正しく再認識させ、カードゲームという形でコミュニケーションを取らせる。 このアナログ的手法は、直観的に年代を問わずに受け入れられやすく、プロダクトデザインの視点からユーザビリティを捉 えたストーリー作りは評価できる作品だと考えます。